12話 ページ13
「え？！だって！こんな美人が？！無刀の隊員？！嘘でしょ？！？！」
自分がかつて求婚した相手がそんなとんでもない奴、だったとは思いもよらなかったのか、善逸は取り乱した。
しのぶはそれでは、と一言残し去っていった。
伊之助、炭治郎の2人は刀ができたらしく、それを取りに走っていった。
「なあ、」
「はい！なんですか！」
「お、おう。あのさ、寝る場所、ある？」
「え？ああ、ありますよ！俺案内します！！」
「助かるよ、えっと、」
「我妻善逸です！結婚してください！」
「善逸か、よろしく。結婚は嫌。」
冷静に返事をする七花に多少なりともショックを受けた善逸だったが、気を取り直し、自身が寝泊りしている病室へと案内する。
「このベット空いてますよ！」
「ありがとう、善逸」
言って、七花は眠りについた。
＿＿＿＿数日後
「なんだ、もういくのか？」
「はい！行かねばならなくなったので！！」
「そうかい、もっとゆっくりしたかったんだがな」
ふらふらと蝶屋敷の周りを散歩していた七花を捕まえ、ここを出ていく旨を端的に伝えた炭治郎。
そして蝶屋敷を出る日。
「えーーっ！！まだ指令来てなかったのかよ！！居て良かったじゃんしのぶさんちに！！」
「いや、治療終わったし、一箇所に固まってるより」
「あんな悲しいお別れをしなくて良かっただろ」
「いや．．．指令が来た時動きやすいように．．．あと炎柱の．．．」
「バカバカバカァ！！ていうかなんで七花さんいるの！？いいけどね！美人が増えるのは！！」
「俺と一緒に任務をこなしていくらしい暫く」
「はーーっ？！ずるすぎだろ！！！」
「オイ」
「今忙しい！！」
「オイ！！オイ！！」
「何だようるさいな！」
「なんだあの生き物はー！！」
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作者名：声優2次元大好き！ | 作成日時：2020年6月25日 18時
