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11話 ページ12

___それから暫くして

訓練をさぼっていた善逸や伊之助も全集中・常中を会得した。

「そういえば、最近七花さん見ないな」

「誰だ?そいつ」

「階級甲、鑢七花。虚刀流の使い手で鬼殺隊唯一の無刀の隊員。竈門くんとその妹の見張りのような立場についていますね。今は。」

「しのぶさん!」

この日も訓練を終え、炭治郎、善逸、伊之助の3人は部屋へ戻るために歩いていた。
そして、炭治郎がなんと無く思っていたことを口に出した時、思いがけずしのぶと出会ったという場面である。

「ていうか、無刀??ありえなくない??やばすぎない!?」

「俺、そいつと戦いてえ!!!」

「やめとけ、伊之助!無刀なんてどうせ、とんでもない奴に決まってる!!」

「だからだろうが!!」

「七花さんはとんでもない奴ではないぞ!」

「ふふっ、いえ、竈門くん。彼女はとんでもない奴、ですよ。」

「おいおい、人の悪口でも言ってんのか?」

「おや、帰ってきてたんですね。任務お疲れ様です。七花さん」

「ああ」

無刀の隊員の話で盛り上がっていた時、本人の登場に動じないのはしのぶだけだった。

「七花さん!お久しぶりです!」

「ああ、久しぶり」

「あ!!いつぞやの美人さん!!」

「ああ、どうも?」

七花は気怠げに2人に答える。

「おや?我妻くんとも知り合いだったんですね。意外です」

「いや、たまたまあった、んだよな?」

「はい!これはもう運命ですね!結婚してください!!」

「え、嫌。」

「ひどい!」

「それに私はあんたの言ってたとんでもない奴、だぞ?」


「....え?えーーーっっ?!?!」

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作者名:声優2次元大好き! | 作成日時:2020年6月25日 18時

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