アリス・イン・ワンダーランド【文豪ストレイドッグス】

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「なっ、なんなんだ？！！お前は？！！」

何故此処が分かった？！そう言って路地裏で喚き散らかす1人の男。両隣には護衛であろう屈強な男が2人、銃を構えてこちらも焦燥したような表情だ。
そんな男たちと相対するのは＿＿＿＿

「そう怯えないでくれよ。私が悪者のようじゃあ無いか。」

1人の女だった
少女とも取れるような小柄な可愛らしいこの女が一回りも二回りも大柄な男たちを怯えさせているなど、誰が信じられよう。

「あんまりにも怯えていると可哀想になってくるねぇ。」

でも＿＿＿パチン、と女は指を一回鳴らす。するとその場にいた4人は跡形もなく消えた。数十秒後、パチンとまた聞こえた時には口角を上げた無傷な女と、無惨な死体となった男、青ざめた顔をした護衛の男が2人、蹲み込んでいた。

「さて、君らには少々働いてもらうよ？いいかい？」

2人の男は項垂れるように頷く。

「お前は、なんなんだ....？」

力無く、片方の男が聞く。

「何、か。面白いことを聞くねぇ。何、ねぇ、ふふっ。私は、ルイス。ルイス・キャロル。しがない情報屋さ。」

短い間だが宜しく頼むよ。
事もなげに告げ、女、ルイスは歩き出す。2人の男はその言葉でさらに、怯えた様子だった。執筆状態：更新停止中