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Aside
?「あら?今日は学校をおやすみしたのですか?A様」
A「......奏恵。ここには私たち一族しか入れないはずよ」
萩原 奏恵(はぎわら かなえ)
この女が、私の俎上の相手
ちなみに年は28歳
A「この鏡の間になんのよう?」
奏恵「もう、お気づきでしょう。あなたのお祖母様が許可してくれたんですよ。」
お祖母様は本気でこのクズをお家元にするおつもりかしら
A「あなたには、影の自分が見える?」
奏恵「影の自分?」
A「お祖母様に教えてもらわなかったの?」
奏恵「あぁ。私はあんなババアのおとぎ話など信じておりませんので」
A「影の自分。それは花を生けるのに欠かせない人」
奏恵「A様にはその影の自分が見えているのですか…?」
A「ええ。もちろん。
光は私、花を動かす。
影の自分は、花と話をする。」
奏恵「そんな、馬鹿なことがあるのですか?」
A「...見えないのなら、あなたはお家元の座には居られないわね。」
珱姫寺一族のお家元はみな影の自分を持っている
それこそが、この珱姫寺流のやり方だ
A「とりあえず、ここから出ていきなさい。影の自分を見えないあなたが、ここにいたら壊れてしまうわ」
奏恵「そう言って追い出すおつもりですか?私にはそんなおとぎ話は信じませんよ。」
A「なら、好きにしなさい…。」
私は花を片付けて、鏡の間を出た
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涼宮美桜 - とっても面白い作品です!これからも頑張って下さい!応援してます!私は、このまま一茶オチが良いです。家元も、一茶との婚約も、このまま夢主でお願いします! (2018年11月1日 16時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - 続編すごく嬉しいです!天馬オチがいいな…なんて (2018年10月20日 23時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんこぶ | 作成日時:2018年10月17日 20時