世界のお姫様【炎のゴブレット】 (ページ25)

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90話ページ25

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出場者がパートナーと一緒に出てくる

どのペアも綺麗だ

でも、その中でも１番輝いているペアが一つ

マク「セドリック･Aペア！」

マクゴナガル先生の声で踊り出す

それは本当に優雅で美しかった

みんなの前で踊る彼らは

本当の王子とお姫様だ。

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セドリック「お疲れ様」

A「お疲れ」

私達は休憩がてら外に出た

セドリック「流石だね、あんなに上手いとは思わなかったよ笑」

A「でしょ？笑」

セドリック「ねぇ、ボクら今回のクリスマスパーティーでなんて言われてるか知ってる？」

A「え？」

セドリック「"絵本から飛び出した王子様とお姫様"だって」

A「そうなの？なんか、嬉しいかも笑」

セドリック「僕も、嬉しいよ」

A「うん」

セドリック「Aはいいの？」

A「何が？」

セドリック「フレッドだよ。もちろんAが俺のそばにいてくれるのは嬉しい。でも、Aが悲しい顔してるのは辛いよ。」

なんで、

A「してないよ。」

セドリック「してる。俺はAの幸せそうな顔がみたい。」

そういう事言うの？

A「私、今セドリックと居れて幸せだよ？」

セドリック「目を閉じて。」

そう言われてゆっくり目を閉じる

セドリック「誰か思い浮かべて」

...フレッド

セドリック「誰が出てきた？」

A「...」

セドリック「フレッドだろ？なら、フレッドの所に戻ったら？」

セドリックは全部分かってたんだ...

A「でも、」

セドリック「俺のことは気にしないで。

好きな人には幸せになって欲しいんだ。」

セドリック...

A「うん。ありがとう。」

セドリック「もし、フレッドが嫌になったら、俺のとこに来てね」

A「うん。ほんと、ありがとう。」

セドリックの頬に手を添える

セドリック「こちらこそ。」

どちらともなく顔を近づけた。