探しています【鬼滅の刃】

肆拾伍の型 ページ45

『…さようならっ！』



場の空気に耐えられなくなりその場を逃げ出す。


だって、あの人何も喋らないんだよ？



おかしいでしょ。





幸い、あの人は追いかけて来なかった。



嬉しいはずなのに…



胸が張り裂けそう…。



どうして？



あたし…おかしいのかぁ…。



私(おかしくないから。大丈夫だよ)



…ふふっ。


ありがと。私。





『あーぁ。全部消えちゃえばいいのに…。』


ポツリと呟く。

どれだけ走っていたのか…



辺りはもう真っ暗だ。





？「…。」



誰かいる。



この気配。



鬼だ‼




ﾁｬｷﾝｯと刀を向ける。





そこにいたのは…









.









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鬼舞辻無惨だった




『…何故お前がここにいる。』



無惨「お前を鬼にするためだ。」


…誰がなるもんか。



あんな下等生物に。




私の家族を殺した鬼になんか。





死んでもなるかよ。




無惨「…お前は強い。すぐに上弦になれるぞ。」

『お断り致しまーす‼』




無惨に急接近する。


刀を首に滑らせる。



しゅっ！



『…は？』



首が切れてない‼



こいつ！切った瞬間から回復してやがる‼



化け物め‼







無惨「私を倒せるとでも？」

うざっ。






『逆に私が負けるとでも？』



戦いは朝まで続いた。




無惨は、ポップコーンのように弾けて散らばった。




手ほどの大きさを逃してしまった。





不甲斐ない。


『…無惨。次会うときは…必ず殺してやる。』


ﾊﾞﾀｯ



体力の限界だ。



技を連発しすぎた。



疲労が…。




私は意識を失った。




失う直前…私が見たのは。







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音柱の顔だった。

あぁ、ここはこいつの警備地区か…。

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