探しています【鬼滅の刃】

肆拾壱の型 ページ41

胡蝶目線(無限列車)



炭治郎「胡蝶さん！煉獄さんを助けてください‼」

竈門君の声…？



「どうしたんですか？！」

そこには、大怪我をして血だらけの煉獄さんの姿。



治療台にのせると…




左腕が無くなっていた。


肩から先がない。



「っ…！そんなっ！」



「煉獄さん！聞こえますか‼」

意識もない…！



「必ず助けます‼貴方は鬼の首を切れるとても強い人です！
死なないでください‼」

煉獄さんに声をかけるも、やはり返事がない。




「アオイ‼輸血します‼血を持ってきてください‼」

アオイ「しのぶ様！持ってきました‼」




「なほ！ガーゼをもっと持ってきてください‼」

なほ「どうぞ‼」




「すみ！そこを押さえて！」

すみ「は、はい！」





「きよ‼煉獄家の方に連絡を‼」

きよ「分かりました‼」





「カナヲ！柱の方に伝えてください‼煉獄さんが大怪我をしたと！」

カナヲ「ｺｸｺｸ」









.







.







.









.







炭治郎「胡蝶さん！煉獄さんは‼」

治療室からでると、炭治郎君が聞いてきた



「峠は越えました。あとは目が覚めるのを待つだけです。」

善逸「良かったぁぁぁ！」

伊之助「アイツのおかげか！！！！！」




アイツ…？



「伊之助君。アイツとは？」


炭治郎「あ、多分姉さんの事だと思います‼」


「姉さんとは？」

煉獄さんを救ってくれた人でしょうか…？



煉獄さんより強いのですね…。



善逸「姉さんじゃ伝わらないだろ馬鹿‼Aさんだろ！」


「！！！！」


「今なんと！」

善逸「え？…Aさんだろ！…？」


「会ったのですか!?どこで‼」

炭治郎「無限列車です。下弦の壱の首を切ったのも姉さんです。」




「…カナヲ！手紙の内容を付け加えてください。」




「Aさんが無限列車にいるそうです。」




カナヲ「ｺｸｺｸ」






Aさん。私は貴女に謝りたい。




本当は…あのとき分かってたんです。



人格が３つあることを…。



貴女を牢屋に捕まえてるときに…。




私は、貴女を信じなかった。


親友だったのに。



貴女に会いたい。



何処にいるんですか？



それに、貴女に伝えたい。



あれは全て本心ではないと。



何故か勝手に動いていた。


なにかに操られているような感覚だった。


もう、ずっと“探しています”

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