How to cure【実/況/者】 (ページ42)

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rt,tp4_負傷_#01 ページ42

マフィアパロ

役名
プレイヤー(作戦立てる人)→レトルト
ナイト(近距離攻撃)→キヨ・牛沢
ルーク(遠距離攻撃)→ガッチマン
ポーン(潜伏)→マコ

流血表現注意

――――――

煌びやかなパーティ会場で
一人のか弱きご令嬢が消されようとしているなんて
誰が考えようか。

ご令嬢に変装し、
それはそれは見事に異国語を話す彼女から
信号が送られてきた。

「あ～ぁ…もう完全に言い逃れ出来んなってしもうたやん。」

「おっ？やりました？」

カフカフと笑いながら聞いてくる彼はさぞ嬉しそうだ。

「飲み物に毒やとさ。しかも〇〇。」

ご令嬢もといマコが飲む飲み物に
毒が含まれているらしい。
言っても彼女は潜伏が大の得意で、
当たり前のように毒に耐性はついている。

〇〇という毒薬は遅延性で
2時間後ぐらいに効き始めるもの。
まぁ飲んだら普通は助からない毒薬だ。

「殺意高っけぇ〜笑」

こちらは戦闘狂。これからが楽しみで仕方がないようだ。

「ほんっと、こいつら馬鹿だねぇ。
相手は世界トップクラスのご令嬢様よ？」

物理的にも見下し、楽しそうな声をしている彼の言うとおり
今回は世界トップクラスの財閥のご令嬢が
出席するパーティでの暗×が計画されていることが
リークされたのだ。
依頼主からは実行犯の抹消が依頼された。

「使う脳味噌が無いんでしょ。」

ハハッと笑ったり、ひでぇ…と心にもないことを口走る。

信号が送られてきた。

簡単に対象のご令嬢を1人にさせるアホ共なので
変装名人の彼女の手にかかれば
こんな会場さっさとおさらばできるのだが、
今回はちょっと別なのだ。

相手は武装をしている。
依頼主のご令嬢になりすましていた頃から
依頼主の財閥のご令嬢のように参加している
その他のご令嬢を誘導し終わっていた。

「プレイヤーより、隊員(ピース)へ告ぐ。ポーンより通信あり。
ナイトは1,2共にスクエアへ移動、ルークは待機継続」

「「「作戦開始(チェック)」」」

これからゲームが始まる。

「カウント5。」

カウントを1つ1つ進めていく。

銃声が響いた。
どうやら想定通り、相手側は理性なんて無いらしい。
まぁ確かに消せればいいから
巻き込まれた被害者でもええもんなぁ。
そこで逃げ切れられても毒を服用してるし。

そのご令嬢はこの場におらんけど。

会場内の客が悲鳴を上げながら逃げる。

「皆様！落ち着いて行動してください！」

ウェイトレス姿の彼女が叫んだ。