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rt_喘息_#01 ページ3

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――――――

「A大丈夫?」

「ん"んっ…。大丈夫。」

喉を少し整えながら彼女は喋った。

「熱とかは?」

「それが未だ無くてね…」

「無いに越したことはないけどしんどいよな。
結局、今日一日中咳してるじゃん。」

彼女は今日朝起きた頃からずっと咳をしている。

お昼頃にも同じ会話をしたが
病院へ行こうにも今日は日曜で病院が閉まっている上
咳だけだからとりあえず様子を見るとのこと。

「うん。
いつも加湿してあるからそこら辺はいいとして
のど飴舐めてみたり、こまめに水分取ったりしてみたけど…」

「効果なさそうだね。」

「咳で体力奪われるのはうざったいわ。」

「早めに寝な?明日もしかしたら
熱出たりするかもしれないし。」

もうお風呂も入ったんだし寝れるうちに寝とけ方式だ。

「たしかに。――は編集だよね?」

「うん。終わったらちゃんと行くから。」

「机で寝落ちしないでね…笑」

何度かやったことがあってその度に彼女に起こされてきた。

「分かってるよ笑。おやすみ、A。」

「おやすみ、――。」

彼女は寝室へ、俺は自分の部屋へと向かい両者扉を閉めた。

編集自体はものの数時間で終わり、
やっと彼女が寝ている寝室へと向かうことができた。
深夜は3時だ。

横を向いてマスクをして寝ている彼女のおでこを
少し触ってみたが熱がある様子もない。

咳の原因は何なのだろう…
彼女はアレルギーというアレルギーもないはず…
そう思いながら少し暖かい布団に潜り込んだ。

酷く連続した咳の音で目覚めた。

「大丈夫?」

「ごめ…起…こし…たっ…」

「全然。とりあえず落ち着こうな。」

引きつったような鋭い呼吸音。もしかして…

「喘息…?Aって喘息持ってたっけ?」

首を横へ振った。

「だよね。でもこれそうだと思うんだけど。」

この間にも背中を擦ってはいるが全く落ち着く様子がない。

「すみません。お聞きしたいんですが。」

一度だけお世話になったことのある7119の番号。
相談を進めるとやっぱり喘息ではないかという結果になった。

rt_喘息_#02→←ky_発熱_#02



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作者名:みこと | 作者ホームページ:http://なし)ー  
作成日時:2023年10月14日 22時

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