死ねないあの子は奈落の子【銀魂】【虚・吉田松陽】

結晶が9個 ページ10

虚side



あれから一夜明け





奈落に
【直ぐに来るよう】

と

カラスに頼みました


首領命令です


村長｢お帰りになられますのか？｣



｢はい。もう少し居たかったのですが気が変わりまして｣



村長｢そうですか....四日後お祭りが行われるのですが....そうですか......｣



お祭り......？



あの


土台のことか？






村長｢そうですか、帰られるのですか........あっ｣




｢？｣


村長｢最後に見せたいものがありますので...ついてきてください｣





彼は一体私と朧に何を見せようと...

村を案内した時に

全部見せたのでは？


ひとまず...........ついて行きますか...




朧｢虚様......｣


｢？なんですか？｣



朧｢(ｺｿ)バケモノはいましたか？...｣


｢......ええ、いましたが...｣


朧｢？｣



｢................かわいそうなバケモノでした｣




________________________________
________
____



村長が連れてきたのは...






Aが居る小屋





なぜ






村長｢お入りください｣





｢ここは......物置小屋ですよね｣







Aがいることは分かっているが

村を案内した時に



ただの物置小屋




と、言ってたので


何も知らないように振舞ったが





村長｢ええ.......物置小屋(バケモノ小屋)ですよ｣


村長｢入ってください......見せたいものがありますので｣







嫌な予感がした








朧は気づいたのか...少し青ざめて私の袖を掴んでいる





村長は前に前に進んで



戸に立ってる私達を見てる






いざ踏み込んでみると

昨晩よりも強い血の匂い









それに



若者の声





村長が目の前の扉


Aが居る扉を開けた瞬間



私は



何かを失った









Aを失ってしまった









いや




Aは


私と同じバケモノ(アルタナ)だ



死ぬはずはないが





今のAの姿を見ると


失った

と言った方がいいだろう......






Aは

首

腕、手脚......





胴体からなかった



Aの身体の四肢が切り取られ至る所から血が流れてる...





言葉もなかった......







朧｢...ｵｴ......｣


｢朧！？｣


朧はこの光景を見て嘔吐してしまった





なぜこんなことを







村長｢あなたが昨晩どこに言ってたのかは分かりませんが......もし｣



｢.......｣





村長｢この村に戻って来たらこのようなことになるかもしれませんので、気をつけてくださいね。｣

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