死ねないあの子は奈落の子【銀魂】【虚・吉田松陽】

結晶が21個 ページ22

Aside





｢先に行く。｣



と

言ったものの......



崖の下に降りたものの...........





思いのほか

追っ手が多すぎて

動けずにいる。





多分これ



奈落総出で来てない？
いや、来てるよね。




えっ...........来てるよね？(2回目)←





それにしても......



朧にィは......どうやって

この数を......

どうする気だったんだろう。





朧にィが動いたら

私も動こう



それまでバレずに...........





奈落｢お前は頭の小姓の...｣


えっ......


えっ！？




朧にィ動いたの！？







奈落｢オイ、何があった｣





え...........


何があった？



は？




私は見たくない姿を見た。







朧にィの腹に刀が刺さってる所を



それも


虚様の刀で







虚様が虚様自身が

朧にィを殺すような


刀を刺すようなことはしない




なら......

朧にィ自身が...........









朧｢頭の...逃亡に協力した｣





朧｢でも...追っ手の数をしると......足手まといだと......切り捨てられて｣



虚様は

そんな事しない！



これも


朧にィの......朧にィ自身の作戦


奈落｢奴はどこへいった｣



朧｢...........｣



朧にィは 奈落の追っ手が来た方向に指を指して

いかにも



｢｢ここには頭はいない｣｣




と



周りの追っ手はすぐさま

虚様のあとを追うべく動いた





そのまま行ってくれ


頼む......朧にィの身体が危ない






奈落｢待て｣





｢！？｣







奈落｢確かにこれは頭の剣だ、だが、だとしたら｣









奈落｢何故お前は生きている｣







｢!!!!!!!!!!｣






奈落｢あの頭が一度殺そうとした相手を、お前のような童を殺し損ねるか｣





朧にィの近くにいた奈落が朧にィに

トドメを刺すように


錫杖の先で朧にィの身体を

突き刺した








その時


私の中のナニかが生まれた








朧｢...殺し損ねたんじゃない殺さなかったんだ｣



朧｢もう先生は誰も殺さない誰も殺させない｣









A｢朧から離れろ｣







奈落｢！？お前は！｣



私は



朧にィを刺した奴らの後ろに気配を消して動いた





奈落｢お前もこいつ(朧)と同じように頭の逃亡に協力したのか？｣



A｢......｣



奈落｢黙っていると言うことは協力したのか。｣


A｢.......｣




奈落｢おい！聴いているのか！｣




A｢............｣









A｢死人に言っても意味無いでしょ｣

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