ろく ページ7
時間は早々と過ぎていった
4月、私達は無事3年生と2年生になれた
貴女「正直山本さんについてはなれるか不安でしたけどね私」
山本「何がスか?」
黒夜「「フッ…」」
黒尾さんと夜久さん、笑いながら山本さんみたらバレてしまうでしょう
貴女「これから開会式を始めます。校長先生よろしくお願いします」
私は生徒会副会長をやっている
本来は生徒会をやる場合部活に入れるような時間はないのだが、私はそれでも入った
黒尾さんや夜久さんには1年生の時に「何で生徒会入ったんだ!バレー疎かにするなら部活をやめろ!!」と怒られた
しかし、どちらも辞めたくなかった
生徒会の方が時間がかかるっていうのは私からすると役員の中に話をまとめるのが上手な人がいないというだけであって、
普通はすぐ終わるはずなのだ
現に先生方曰く
「蓬香が入ってからすぐに終わるようになった」、と
私は朝、放課後は部活の時間にまわしている
昼休みはゆっくり昼食を食べながら休憩し、午後の授業に備えている
では生徒会の仕事はいつやるのか?
仕事は大体家でやったり授業中にしたりしている
家では案を作ったり予算を決める
授業中では書記や会計の仕事を減らす為に私が少しまとめておいたりする
先生には怒られないのか?
大丈夫です、ノートは全てまとめており、指されてもすぐに答えてます
むしろ「無理するなよ」と言われます
貴女「これで開会式を終わりにします。この後入学式が始まるのでお手洗いに行きたい人は行ってきてください。そして新3年男子、前へ来てください」
3年「「えっ」」
貴女「貴方達には入学式に貴方達が座る椅子を準備してもらいたいのです」
男子「そんなん女子も呼べばいいじゃねぇか!」
貴女「いいですか?女子は男子と比べて用をたす時間が長いですよね、しかもトイレの数は3つ。男子のトイレの数は幾つでしたっけ?」
男子「確か5つ」
貴女「そう、5つです。ということは?」
黒尾「ま、必然的に男子が呼ばれるよなぁ」
男子「で、でも行かねぇ女子もいるじゃん!」
貴女「少し落ち着きなさい。今年経費が少し余りました。ということで時間内に全校生徒の椅子を並べ終わったら部費を少し上げます」
男子「「!?」」
貴女「これは女子部の運命もかかっています。いいんですか?もし時間が過ぎたら…」
貴女『女子からの罵倒が待っているでしょうねぇ』
去年より早く時間内に無事並べ終わりました
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