ミツバ篇12 ページ12
総悟が近藤に殴られてから。
近くで寝ている銀時に沖田は零す。
近藤も居なくなり、銀時だけになった病院の廊下でもらす独り言だった。
「惚れてたんですよ。本気で。ようやくフッ切って幸せつかみかけたと思ったらまたアイツだ。何度も姉上の邪魔をしやがる。ひでー奴だよ。ホント。
…分かってまさァ。俺の姉上がひでー奴に惚れるわきゃねーってこと位。
わかってた。
でも癪じゃないですか。…野郎は気にくわねぇままでいいんでィ。」
「野郎には大事なもん色々持っていかれたが行かなきゃならねェ。バカなくせに俺にあんな添え書き残していきやがったAにも死なれちゃァ煮え切らねェからな。」
総悟の目は覚悟を決めているその目だった。
「その大事なもんにアイツもバカなAも入っちまってんだろ。
お宅のAに総悟になんかあった時は気絶させてでもミツバ姉の傍に居させろって言われてたけど、寝たらすっかり忘れちまった。…最後まで付き合うぜ。総一郎くん。」
フッ。ホントあいつァ何考えてやがんでィ。
姉上。俺ァ幸せもんだ
長ェ人生でもそうそう会えるもんじゃねェそんな悪友を人生で四人も得たんだ。
「あのAの馬鹿野郎。後でぜってェ1発ぶん殴る。だから、勝手に死ぬんじゃねェぞ」
総悟へ。
ミツバ姉をよろしく頼んだよ。
こっちは任せな。
Aより。
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作者名:サメハル | 作成日時:2023年1月9日 16時