５２話目 ページ5
NOSide
A「ネットの世界にはさ、僕なんかよりも辛い思いをしている人がたくさんいてさ。
僕は、そんな人を一人でもいいから勇気づけたいなんて思った。
僕が歌で勇気づけられたように。
同じことをして、誰かに返してあげたいと思った。
中学１年生、七年前だね。僕は「六兆年と一夜物語」を投稿したんだ。
なんか、歌詞をさ、当時の僕と重ねちゃったんだよね。
僕も、何も知らないって、現実から目を背けてたし。
当時さ、もう両親の声だって聞いてなかったんだ。
あれ？僕の両親って、どんな声だったっけ？って感じだったんだよ。
でさ、その歌が思ったより伸びたんだよ。
今でも聞いてくれてる子がいるのかな？２千万回以上再生されてるね。ありがとう。
当時、３ヶ月くらいで百万回再生行っちゃってさ。
信じられなかったけど、コメントなんかですごい褒めてもらえてさ、めっちゃ嬉しかったね。
こんな僕でも誰かの逃げ道を作れたんだって考えると、とっても嬉しかった。
ツキっていう名前しか公開してない奴の歌を聞いてくれて嬉しかった。
けどやっぱ、僕は誰かに愛してほしかったんだ。
でも、すでに誰かに愛される、誰かに甘えるってことを知らなかったんだよね、僕は。
それがすごくもどかしかった。そんな自分も嫌いだった。
そして、中学３年生、ななに出会った。友達としてね。
僕は当時ツイキャスや生放送なんか全然してなかったけど、ネッ友として遊んでたね。
軽くななに両親とは全然会ってないんだって話はしたけど、深くは話せなかったね。
ホントに怖かったんだ。
デザインの専門学校に入学してすぐ、ななにグループ組もうかななんて相談されたんだ。
僕歌い手やりながらデザイナー目指してたから。
僕さぁ、冗談だと思ってて、適当にゲームしながらまぁいいんじゃない？みたいに答えたんだけどさ、その一年後、俺グループ作ったんだけど、なんて言われたんだよね。
ツキくんもぜひ入ってよ！つって。
最初断ろうと思ってたんだよね。
けどさ、ここでこのグループに入ったらなんか変わるかなぁと思って、入っちゃったよね。
でも、やっぱ学校もあるし個人のときとは都合がつかなくて、結果専門学校中退したんだよね。
歌い手は僕の新たな逃げ道だったから、辞めたくなくて。」
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猫築かなめ - えっと、「ころんの弟は、天才ダンサーでした」は、消してしまったんですか？ (2020年11月15日 21時) (
レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
藍乃(プロフ) - あの、思ったんですけど、理性のベールを脱ぎ捨てるのはGoGo crazyじゃないですかね…？？ (2020年6月20日 16時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
RUNA - いつも応援してます！リクエストします！学パロがみたいです！不良物語とか……お願いします！ (2020年6月20日 15時) (レス) id: 748c2317a6 (このIDを非表示/違反報告)
眠ぅぅぅぅぅぃぃぃぃぃぃぃぃ - 凄く面白いです！更新頑張ってください！ (2020年5月30日 1時) (レス) id: 9dc0f40c03 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年5月29日 18時) (レス) id: 6bf186c507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫 | 作成日時：2020年5月27日 8時
