２５話目 ページ26
ななもり「莉犬くんが！」
病院？…まさか！
僕は急いでマンションを飛び出し病院に向かった。
僕の予想通りになってなきゃいいけど。
ななに指定された病院につくと、看護師さんに莉犬のいる病室を聞き走って向かった。
ガラッとドアを開けると、莉犬の寝てるベッドの周りにメンバーが集まっていた。
ころんは泣いていた。
ベッドに座った状態の莉犬は体のあちこちに痛々しいケガをしていた。
莉犬は僕を見ると大丈夫だよと言うようにニコッと笑った。
さとみ「誰かに殴られたんだって。」
胸がドキッとした。
るぅと「アバラを数本折られて、あちこちに打撲傷があるそうです。」
ななもり「全治一ヶ月程度だって。」
ジェル「ライブには余裕で間に合うから安心しぃや。」
僕は莉犬に寄ってって思いっきり頭を下げた。
A「ホンットにゴメン！」
頭を上げると６人は目を見開いて僕を見ていた。
莉犬「A？」
A「僕のせいで、莉犬が…。」
きっと父の命令で部下が動いたのだろう。
まさか、ホントにメンバーに危害を加えるなんて…。
僕は怖くなった。これから先、他のメンバーが傷つけられたらどうしようって。
それこそライブにも危害が及ぶ。
ジェル「Aくん、落ち着きぃや。どうしたん？Aが謝る必要なんて無いんやで？」
さとみ「そうだよ、莉犬を殴ったのは」
A「いや、これは僕のせいだ。莉犬、ホントにゴメンね。」
莉犬「A？」
僕は皆に父から__を__よう言われたことを話した。
A「だから、父の命令で莉犬がこんな目に…。僕が、僕が__を____なんてこと言ったから。」
ころんは泣き止む様子がなかった。
莉犬「Aのせいじゃないじゃん。」
るぅと「そうですよ。Aは正しい判断をしましたよ。」
ななもり「俺もAがすとぷりを選んでくれて嬉しいし。」
A「でも、僕、次のライブが終わったらすとぷり脱退して、この世界から身を引こうと思ってるんだ。」
さとみ「え…そんなこと、する必要ねぇって。」
A「そうでもしなきゃ僕が壊れちゃう。これ以上皆を傷つけられたら僕、もうホントに壊れちゃう。」
ジェル「そんな簡単に脱退なんて言うなや。」
A「簡単になんか言ってねーよ！…苦しいよ、皆から離れるなんて苦しすぎるよ。けど、これ以上おまえらが傷つくのを見るのはそれ以上に苦しいんだよ。」
どうしたらいいか、自分でもわからなかった。
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瑠李(プロフ) - 面白いです！続きが気になっています！更新待っています！頑張ってください！応援してます！ (2020年5月27日 1時) (
レス) id: 3c01cb7537 (このIDを非表示/違反報告)
紫闇 - 面白いです！続きが気になって仕方ない！ツキくんがいたらすとぷりはもっと輝ける気がする位面白いです！ (2020年5月25日 21時) (レス) id: 34aa09820f (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - 面白いです…！更新待ってます…！！作者さん、涙が出てきたんですけど…。そして本当にすとぷりにツキくんいたら面白いだろうな。って思いましたね(( (2020年5月23日 15時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
悠 - この作品、好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: 6bf186c507 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごい面白い作品ですね！更新これからも楽しみにしてます！ (2020年5月22日 20時) (レス) id: d922fa5f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫 | 作成日時：2020年5月12日 11時
