20話 ページ20
モモ「それで、君は何を?」
貴方「私はここでちょっと…うっ」
ここまで来て、また眩暈が…
倒れそうになったところをユキさんが支えてくれた。
ユキ「大丈夫?少し休もうっか…そこのベンチに座って…」
貴方「だ、大丈夫です…少しくらっと来ただけで…」
モモ「俺らもいきなりで驚かしちゃったし…なんか飲み物買ってくる」
そう言って走ってすぐに見失ってしまった彼。
貴方「迷惑かけてすみません」
今謝れるのは隣にいる彼にだけ。
ユキさんにしか謝れてない。
ユキ「いいんだよ、あれはねモモがやりたくてやってることでさ、君が謝ることではないよ」
でも、まさかアイドルが私なんかのために飲み物を買いに行くなんてありえないことだ。
貴方「……」
ユキ「驚いた?」
貴方「えっ?」
ユキ「彼の行動に」
正直言えば会えたことでも驚きを隠せなかったのに…
気遣いを受けてるなんて驚きよりも信じられないということの方が上回った。
どう言えばいいか分からず口を閉ざしていると、彼が私の顔を覗き込んだ。
あまりの顔の近さにびっくりして私は顔をそむけた。
ユキ「何考えてるの?」
貴方「……別に…何も」
ユキ「そう?でも、顔が真っ赤で可愛い」
貴方「言わないでください」
指摘されて余計に恥ずかしくなってきた。
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プーさん大好き - サラさん» また更新しました。読んでみてください。 (2019年7月26日 6時) (レス) id: 5700615ee6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - プーさん大好きさん» 読みました!次がどうなるか楽しみです! (2019年6月11日 23時) (レス) id: 48991e4e6a (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - サラさん» 更新しましたので読んでみてください。 (2019年6月9日 17時) (レス) id: 5700615ee6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 続きが読みたい。 (2019年6月8日 17時) (レス) id: 48991e4e6a (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - サラさん» ありがとうございます、頑張ります。 (2019年5月29日 22時) (レス) id: 5700615ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プーさん大好き | 作成日時:2019年3月14日 21時