胡蝶姉妹の長女 恋

教祖１５ ページ17

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『童磨さん、これ飲んでみてください！自信作なんです』






ニコニコ笑うランは、本当に琴葉に似ている





顔は違えど、雰囲気は似ている








「まがまがしい色しているんだけど、なにかな？」




俺がそう尋ねると、彼女はニコニコして





『毒です！』





と答える





馬鹿だな





人間の時は、頭がよさそうだったのに。。






俺は、死ぬ覚悟をもって怪しい何かを飲んだ







『童磨さん、美味しいですか？


私がいつも食べている毒が入っているんですが、』






顔が崩れるけど、分解している






「うーん、まずいね。ランは、美味しいと感じられるのか？」




がっかりした顔をして、俺を見てくる





『美味しいですよ！流石、童磨さんは毒を分解できるんですね』








あぁ、彼女が鬼になってよかった








人間だったら、そのまま喰っちゃいそう






鬼だったら、永遠に一緒に暮らせるからよかった









『童磨さん、次も飲んでくださいね！』








「あぁ、ほどほどにしてくれよ。」







彼女の頭を撫でる

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