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『実はね、鬱と付き合ったのは少しその場の雰囲気に流されたっていうのもあるんだ。』
ut「え!?」
新事実。驚いてAの方を見てもAはクラゲの水槽を見ていて、こちらに振り向かない。そして続ける。
『あ、勘違いしないでね!今は鬱のこと本当に好きだから!だからね鬱とはすぐに別れると思ってた。でもね、段々、一生懸命な鬱が好きになっていったの。だって裕也から昔は女たらしって聞いてたのに、私の前だと辿々しいんやもんw』
ut「昔の話ショッピ君から聞いてたんかい!恥ずかしいわ…。」
『ふふ、ごめんね。だからね、あぁ、この人は私のこと本当に好きなんだなって思ったの。…鬱を好きになれて良かった。ありがとう。』
ut「…急にどうしたん。」
『ここ来て思い出したから言っちゃおうと思って!』
いたずらっ子のような笑みを浮かべてこちらに振り向き俺を見た。
やっぱり俺の彼女はずるい。プロポーズ当日にこんな事を言われてしまった。
あぁ、顔が熱い。これはAのせい。
だめだ、
『あれあれ?鬱くん。お顔が少し赤いですよ〜w』
ut「っるさいわ!ほらクラゲ目に焼き付けとき!」
『ふふ、はーい。』
そう言って再び水槽に目を向けた。
ますますAを好きになる。
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まる(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。今回のお話も楽しんでいただけるよう精一杯書かせていただきます。これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2020年4月7日 10時) (レス) id: 2297f03d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 新作嬉しいです!今回のut先生のやってしまったも楽しみにしています(^^)更新応援しています!!♪(v^_^)v (2020年4月6日 21時) (レス) id: 52fb869063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2020年4月6日 20時