やってしまった【shp】

8 ページ9

次の日の朝。昨夜のゾムの連絡を思い出し、会社に行きたくないと思いつつも出勤の準備を進めた。
何気なくつけたテレビでは星座占いをやっていて、自分の星座は7位と微妙な順位だったが、まぁ気にすることは無いだろう。
いや、でも後ろから数えたら7位って結構下の方じゃね…。占い信じちゃうタイプなんだよな…。

そんなことを感じながら、重たい足を動かして何とか全ての準備を整え会社へ向かった。

会社へ着くと最初に朝の朝礼があり、その後B社も合わせたプロジェクトメンバーで会議をする予定。
胃がキリキリしてきた…。どうか違いますように…。

zm｢なんや緊張しとんのか？｣

『いや…。ちょっと胃が…。』

zm｢お前昨日そんなに飲んでなかったけど逆に食べ過ぎたんとちゃうん…。｣

『…そうかも。』

と、昨夜のことを中心にゾムと他愛もない話をしながら会議室へと向かった。

会議室に着くとまだB社の人達は来ておらず、皆で談笑しながら待っていると、5分もしないうちにB社の人達が来て｢遅れて申し訳ございません。｣と言いながら続々と会議室に入ってきた。

皆は笑顔でB社の人を迎え入れているが、私はそれどころでは無い。内心すごく緊張している。

やばい。やばい。B社の人達の顔見れないよ！！ショッピ君いたら昨日よりも睨まれるでしょ！？そしたら今度こそ私の命危ないよ！！！

するとB社側から視線を感じて私が恐る恐る顔を上げると向かいの机に見知った顔がいた。

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す