No.33 ページ37
･JM
みんな、気が付き始めた。
王子様は……Aは、
｢ソクジニヒョン、朝食、美味しかったです。｣
JN｢そ、そう！よかったぁ。｣
めちゃくちゃ可愛いってこと。
｢ナムジュニヒョン、昨日はよく眠れました。｣
ふわっと上品に笑うのは、やっぱり王子様っぽい。
育ち良いんだろうなってすぐに分かる振る舞いと気品があった。
容姿も美しくて、どこか妖艶で、謎めかしい。
NM｢それは、よかった、｣
本当は船に乗ったあたりから……それよりもっと前、あの王宮の部屋にいた時から気づいてた。
けど、気づかないフリしてた。
みんな無意識に、浮かれてちゃダメだって思ってたのかも。
TH｢……A、こっち来て。｣
｢？｣
テヒョンアに至っては無意識に独占しようとしてる。
ほんとに厄介。
誰が厄介って、Aが。
TH｢ねえ、他の人はヒョンって呼ばないで、｣
｢え、でも……｣
TH｢いやだ。｣
JM｢バカなこと言わないよ、テヒョンア。困ってるから。｣
しゅん、と萎れたテヒョンア。
だってほんとに変なこと吹き込もうとしてるんだもん。
SY｢おはようみんな。仲良くしてるね。｣
スヨンさんが現れるまで、腫れ物を扱うようにAに話しかけたり、少し触れたりしてみる。
ひとつひとつ、丁寧に応えてくれるAは歳の割に落ち着きがあった。
その度、おもちゃをとられた子どものように拗ねるテヒョンア。
そんなテヒョンアを見て、困ったようにまた綺麗に笑う。
SY｢今日は島を回ってきたらいいよ。この島のことをよく知って欲しいからね。｣
Aに優しく話しかけるスヨンさん。
SY｢テヒョンアと……あともう1人くらいついて行きなさい。｣
テヒョンアとあと一人か。
なんだか心配だから僕が行こうかな。
JK｢俺も行く。｣
え。
JN｢や、やぁ、マンネ二人は心配だ。ここは長男として僕も行くよ。｣
NM｢ジンヒョン、お供します。｣
YG｢ちょうど店に戻る用事がある。ついでに行く。｣
HS｢あはは、もうみんなで行く？｣
急になんだよみんな。
HS｢ジミナも行くよね？｣
そりゃあ……
JM｢はい。｣
SY｢じゃあ出かける準備をしてきなさい。｣
結局みんなで家を出ることに。
SY｢はぐれないようにしっかりを手繋いで行くんだよ。｣
TH｢A、手つなご。｣
｢はい。｣
子供じゃあるまいし……っていうか、Aっていくつなんだろう。
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名無し77872号(プロフ) - スミスキーさん» ありがとうございます！しっかり伏線回収したいと思います！ (2021年8月19日 21時) (
レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - お豆腐さん» ありがとうございます！続編も出ましたので是非チェックお願いしますー！！！ (2021年8月19日 21時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
スミスキー(プロフ) - この小説面白くて凄く大好きです！！更新頑張ってください！！ (2021年8月14日 12時) (レス) id: 78ab9a25ad (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐(プロフ) - この小説すごく面白くて大好きです！！更新されるたびにニヤニヤしながら読んでしまってます笑 (2021年8月14日 8時) (レス) id: 236bbfcab0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます！コメントめちゃくちゃ嬉しいです笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年8月2日 19時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞのなか x他1人 | 作成日時：2021年7月14日 0時
