【○○の主役は我々だ!】ACで自傷ぐせで【軍パロ】 (ページ2)

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ACで自傷ぐせで【1】ページ2

フィオ｢う～ん…｣

大きく伸びをする。

ふと、腕を見ると包帯が取れかかっていた。

フィオ｢ありゃ、直さなきゃ｣

しっかりと巻き直す。

私の名前はフィオーレ・ブルーム。

まぁお母さんとお父さんに付けられた名前じゃないけど。

私に名前をくれたのはこの軍の一番偉い人、グルさん！

私のお父さんとお母さんのこと知ってたみたい？

国籍とか教えてくれたし！

お母さんがイタリア人で、お父さんがドイツ人らしい。

私の名前はそれぞれの言語で『花』らしい。

フィオ｢よっし、行こう｣

グルさんに貰ったドイツの軍服に黒いスカート、タイツに編み上げブーツを身に纏い、自室を出た。

時刻は朝の7時半。朝食を食べるために食堂に集合する時間だ。

階段を降りて長い廊下を歩く。

大きな扉を開けると広い部屋に長い机を囲うように座る大勢の男達。

最初に声をかけてきたのは手前に座った後輩2人。

紫色のジャケットにジーンズ、ヘルメットのショッピくん

水色のくせ毛にぐるぐるメガネ、サスペンダー付きのズボンのチーノくん

ショッピ｢おはようございます｣

チーノ｢今日も元気そうやね｣

フィオ｢おっはよ～！！｣

次が青がかった黒髪に青い瞳、ヨレヨレスーツの大先生こと鬱先生

鬱｢おはようフィオちゃん、今日も可愛ええね｣

フィオ｢ありがと大先生！｣

グルッペン｢みんな揃ったな｣

低い声が部屋に響く。

声の主は金髪の短髪に赤い瞳、ドイツの軍服に身を包んだ男

私の名付け親であるグルッペン･フューラー。

私は空いた席に腰掛ける。

みんなが食事に手をつけ始める。

それに続いて私も手をつける。

食べ終えるとそれぞれ任務に出かけたり書類をしたり。

フィオ｢トント～ン！！書類できたよぉ！！｣

ドアを蹴り開ける。

トントン｢普通に開けてくれや……って書類多くね？｣

フィオ｢大先生とシッマとシャオちゃんサボり！！｣

なぜ蹴り開けなければいけなかったのか？

その答えは、私が4人分の書類を持っていたからだ。

両手に書類、頭の上にも書類。空いているのは足だけ。

蹴り開けるしかないじゃない！←

フィオ｢ここ置いとくね！それじゃ！｣

書類を全て机に置き、部屋を出た。

フィオ｢今日の仕事は終わりだ～！｣

スキップで廊下を進む。

階段を降りて食堂とは反対へ進む。

向かった先は医務室。

しんぺい神｢来たね｣

水色の長髪を低い位置で束ね、水色の着物に身を包み、顔には黒い布に『神』の文字。

今は医務室で勤務中なので白衣を着用中。

彼はこの軍の軍医、しんぺい神。