たからばこ【18】 ページ20
"あの子"は僕の名前を知ってる…？
どうして…？
わからないけど…きっと宇和佐組に洗脳されてるんだ。
あんなヤツらを"家族"だなんて…もう二度と言わせない。
絶対に…！
"あの子"は突如走り出し、高台の足場へと向かった。
僕はそれを追いかける。
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リュウ｢ここか…｣
イヌヅカ｢はい、間違いないはずです｣
マサムネ｢テメェら覚悟はいいな｣
カンタ｢おいら覚悟できてる！｣
俺達は海色のあとを追い、とある廃墟となった工場に来た。
開けっ放しのシャッターの近くには、お面や布で顔を覆い隠した男が数名立っている。
俺はイヌヅカとアイコンタクトをとり、男達を襲撃する。
とりあえず気絶させて中へ入る。
｢ようこそ、ゴミクズの宇和佐組諸君｣
｢どうせ来ると思ったよ｣
天狗のお面をつけた黒髪の男と、狐面をつけた金髪の男が並んでいる。
その後ろには椅子に縛りつけられ、意識を失ったヘイジがいる。
リュウ｢ゴミクズとは失礼だな｣
イヌヅカ｢あぁ、俺らがテメェらに何したってんだ｣
｢テメェらゴミクズが俺らの"大切なもの"を奪ったから…！
こうして俺らは集ってるんだよ…！｣
｢僕らは毎日こんなに辛いのに…お前らだけが幸せそうに生きてるなんて…
絶対に許せない…！｣
どうやらコイツらは宇和佐組に恨みがあるらしい。
まぁ…知ったこっちゃないけどな。
イヌヅカ｢カシラ、あれ…｣
イヌヅカに呼ばれ、目線の先を見ると
例の"鴉"と対峙する海色がいた。
リュウ｢おいおいマジかよ…｣
｢余所見するなよな…！行くぞ狐！！｣
｢任せて天狗！！｣
お互いを"天狗""狐"と呼び合う2人はこちらへ向かってきた。
リュウ｢甘く見るなよ…！｣
イヌヅカ｢これでもヤクザなんでな…！｣
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面白い。
実に面白い。
記憶喪失のまま双子の妹と戦うことになった鴉くんも
特に何の恨みも持つべきではない宇和佐組と対峙した天狗くん狐くんも
本当に面白いよ…最高だ。
ヘイジとか言うヤクザの彼も、妹さんをおびき寄せるために拉致した訳だし
さっさと始末しちゃおうかな…。
今日は本当に面白いものが見られて僕は満足だ。
僕は誰からも見つからない場所から、拉致してきた彼にスナイパーライフルを向けら引き金を引いた。
……が、弾丸は
神｢なっ…！？｣
弾丸を受け止めたのは、駆け付けたヤクザの中の一人。
巨体の筋肉男だ。
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亜楽々木歌詞無(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます…！気が向いた時のみの不定期更新になってしまいますが、応援お願いします…！ (2022年8月21日 20時) (
レス) id: ac4d4cf130 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月21日 19時) (レス) @page18 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌詞無 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年8月3日 17時
