たからばこ【13】 ページ14
海色｢リュウをこんな風にしたこと、絶対に許さない｣
そう言った海色は引き金を引いた。
バァンッ
辺りに響く銃声。
鴉｢ぐああぁぁっ…！！
コイツ…ホントに撃ちやがった…！！｣
飛び散る血液、その場に座り込む鴉。
｢おい…｣｢あぁ…｣｢これやべぇんじゃ…｣
怯む半グレ達。
俺はその隙をついて半グレ達をのしてやり、イヌヅカに連絡した。
鴉｢……っ、くそ…！｣
鴉は片脚を負傷しながらも逃げた。
海色は安心したのか、その場に座り込んでしまう。
リュウ｢海色！！｣
到着したイヌヅカとヘイジに支えられ、俺達は組事務所に向かう。
ヘイジの車に乗った途端、海色は眠りについた。
組事務所に着いてすぐ、カンタに部屋まで運ばせた。
そして今はというと……
リュウ｢……で？あの拳銃はどうしたんだ？｣
ヘイジ｢……俺が持たせました……｣
リュウ｢撃ち方を教えたのは？｣
イヌヅカ｢……俺です……｣
問題児に説教中だ。
なんでも海色の希望で俺には内緒で、イヌヅカが銃の扱い方を教えて
何かあった時のために、とヘイジが拳銃を持たせたのだと言う。
リュウ｢はぁ…
まぁ今回はそれに助けられたわけだし、許してやるか…｣
……にしても、あの鴉ってヤツ…
なんで海色を攫ったりしたんだ…？
金が目的って訳ではないみたいだったな…。
俺は鴉が海色の頭を撫でていたのを思い出した。
リュウ｢……イヌヅカ、ヘイジ｣
イヌヅカ＆ヘイジ｢はい…？｣
リュウ｢"鴉"って銀髪の半グレについて調べてくれるか
黒ずくめで"鴉"って書かれた布で顔を隠した男だ｣
イヌヅカとヘイジは顔を見合せ、頷いた。
マサムネ｢アヤネ達には無事見つかったと連絡しておいた｣
リュウ｢オヤジ、ありがとうございます｣
……鴉…あいつは海色と何か関係があるのか…？
リュウ｢……国外に逃げたらしい海色の両親についても
調べる必要がありそうだな……｣
俺は自室に戻ってから、PCで調べ始めた。
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亜楽々木歌詞無(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます…！気が向いた時のみの不定期更新になってしまいますが、応援お願いします…！ (2022年8月21日 20時) (
レス) id: ac4d4cf130 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月21日 19時) (レス) @page18 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌詞無 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年8月3日 17時
