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日常との出会い【6】 ページ7

ツツジさん達に手伝って貰うことになり、とりあえずカフェから出た。


アカネ「それじゃあゆあんちゃん


とりあえずその人の特徴を教えて?」


ゆあん「はい、えぇっと…


身長は高めで…」


僕が話している間、うんうんと頷きながら話を聞いてくれる3人。


ゆあん「顔がとにかく怖いです


あ、あと筋肉がすごくて〜…__


__といった感じですね」


特徴を言い終えると3人は顔を見合せた。


ツツジ「それって…」


アカネ「うん、多分そうだと思う…」


ユズリハ「ゆあんちゃん、その人の名前を聞いてもいいかしら?」


ゆあん「え?


タチバナさん…ですけど…」


3人「やっぱり…」


3人は声を揃えてそう言った。


ゆあん「え?え?」


ユズリハ「ちょっと待っててくれるかしら」


ゆあん「えっあっはい」


ユズリハさんはスマホを取り出すと誰かに電話をかけた。


ユズリハ「今すぐに江虎生花店まで来なさい


いいわね?」


そう言うと電話を切ってしまった。


ゆあん「え…あの、今誰に…?」


ユズリハ「あぁ、心配しなくてもいいわよ


すぐ来るから」


ゆあん「え、来るって誰が…」


そんな話をしながら花屋へ向かうと、綺麗な車が停まっていた。


ユズリハさんが窓をノックすると、窓が開いた。


タチバナ「なんだよユズリハ、急に呼び出して…


仕事中なんだが…」


ユズリハ「いいじゃない、どうせ昼休憩でしょう?」


タチバナ「そうだけどよ…」


車から顔を出したのは、スーツ姿のタチバナさんだった。


ゆあん「タチバナさん…?」


僕が声をかけるとこちらを見て、目を丸くした。


タチバナ「は…?ゆあん…!?


なんでこんなとこに…ってかなんでそいつらと…」


アカネ「何よ、悪い?」


ツツジ「ひったくりにあったところを助けてくれたんだ」


僕はうんうんと頷いた。


タチバナ「そうだったのか…」


とりあえずその日は仕事中ということもあり


タチバナさんの仕事が終わるまでの間、ユズリハさん宅にお邪魔することに。


ユズリハ「外暑かったでしょう、何か飲む?」


ツツジ「私はオレンジジュースがいいな」


アカネ「私コーラ!」


ゆあん「えっと…じゃあ僕もコーラで」


ユズリハ「は〜い」


と、キッチンに行ったユズリハさん。


ツツジ「ゆあんちゃんはタチバナくんとはどうやって出会ったの?」


アカネ「あ、それ私も聞きたい聞きたい!」


ユズリハ「あら、楽しそうな話してるじゃない」


僕はタチバナさんとの出会いを話し始めた。

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作者名:歌詞無 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2022年7月22日 20時

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