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うるうるの雅紀サンタを見て
ふふふと笑うみんな
でもまだこれから 何かあるようです
「まぁくん
さあ 行きますよ」
にのちゃん は まぁくんのてを引いて
こっちこっちとせかします
「にのちゃん どこ行くんだよぉ？」
わけのわからない雅紀サンタ
少し不安げに
翔ちゃん 潤くん 大ちゃんと
順番に顔をみわたします
みんなは ニコニコと雅紀サンタに
ほほえむだけ
行けばわかるよと 教えてはくれません
「ほら
まー ついたぜ」
「コンサートのステージじゃん
もう リハーサルするの？」
ステージの真ん中
いくつものスポットライトを浴びて
まぶしいので
まわりがあまりよく見えません
いつの間にかステージの真ん中に
雅紀サンタは一人で立っていました
パチンッ！！
にのちゃんの合図で照明が落ち
真っ暗に
やがて客席に
ポツリ ポツリと
みどり色の光が灯りはじめます
「せーのっ！！」
『♪ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー ディア
相葉く〜ん
ハッピーバースデー トゥー ユー♪
相葉くんお誕生日おめでと〜！！』
みどり色の優しい光に照らし出されたのは
コンサートスタッフと
Jr.のみんな
みどり色の光の先をたどると
メンバーそれぞれが
青 赤 紫 黄 の
光を手に並んでいました
「相葉ちゃん
意外とせっかちな 相葉ちゃん
でも 相葉ちゃんといると
いつも ほっとする
これからも マッスルでスイートな
時間を一緒に過ごそ〜ね〜」
「大ちゃ〜ん…」
「雅紀
いちばん俺と感覚が似てる雅紀
でも時には 弟
時には 友達
時には 恋人…っと じゃなくて
えぇ〜
とにかく いつまでも俺の
かわいい雅紀でいてね」
「翔ちゃん〜…」
「まー
まーがいるところは
いつでも あったかい
笑顔があふれてる
そうそう またいい感じの店見つけたから
また買い物付き合ってよ」
「潤く〜ん…」
「まぁくん
あなたとは長い付き合いです
これからもよろしく」
「にのちゃん……それだけ？」
雅紀サンタ にのちゃんをじとんとにらみます
「ねぇ…それだけ？」
必殺上目遣いでおねだりです
「うぅ〜……
変わらず 大好きってことですっ！！
もうっ！言わなくてもわかるでしょ？」
「にのちゃん〜…」
雅紀サンタ いっきに
涙があふれてきてしまいました
「ありがとう
みんな 超うれしい」
五人はしぜんと集まって
ギューっと肩を抱き合いました
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作者名：43 | 作成日時：2018年11月17日 10時
