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誰かの夢 ページ43
「そうだ、伊之助さん火傷はもう大丈夫なの?」
「…?火傷?」
「はい、その、応急処置が熱で止血されたもので、火傷を負ってしまっていたから、…。」
「そういや、灰柱の両手と腹にも火傷があったな。毒とかの影響なのか?」
そこまでの会話を聞いて炭治郎は気がついた。
伊之助は火傷は大丈夫らしく元気に走り回っている。
(鬼の毒は禰豆子が熱でとばしているはずだ。だから毒じゃない。
あの時、熱関連のものを扱えたのはAさんしかいない。
きっと伊之助の毒をとばそうとしたんだ。結果的に傷口を止血することになってしまったけれど。
それならAさんの腹の火傷も合点がいく。)
「……どこまで、優しい、ひとなんだろう、……。」
「…!…………。」
炭治郎の口からこぼれ落ちたその小さな声は近くにいたカナヲにしか届かなかった。
カナヲはその言葉の意味を察して、何も言わず目をふせた。
炭治郎は瞼が重くなっていくのを感じていた。
まだ疲れているらしく、そのまま炭治郎は眠ってしまった。
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ーーー
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作者名:きょーりん | 作成日時:2019年11月3日 23時