universeの彼女と彼等 2 ページ28
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初めての接客だった
初めてお客様にファーストを提供するはずだった
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XM「ああいうお客さんもたまには居るよ、珈琲しか飲むつもりも無い人にとってはお冷なんて邪魔だしね」
窓際でペペロみたいに細い足を組んでエスプレッソをすする彼を私は睨む
XM「こら、そんな顔すんなよ」
サービス業なんだから我慢しろ、と注意を受けた
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そしてその1週間後
お冷お断り男が再来店した
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『いらっしゃいまSE「店長いますか？」……少々お待ちください』
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正直顔を見た時は、お冷お断り男だとは気付かなかったんだけど
言葉を遮られた時の不快感でフラッシュバックのように彼を思い出した
あの時のアイツか、店長に何の用だろう……
クレーマーとか？ありえるわ〜〜
そんなことを考えながら当時まだ真面目に出勤してたヒチョルオッパを呼んだ
HC「んぁ？あぁ、バイト志望の奴か」
『ええ？！バイト？！雇うんですか？』
HC「ん？？雇うかどうかをこれからの面接で決めんだよ…………お前に後輩が出来るかもしれないな？ㅋㅋ」
それ雇うの決めてるじゃん〜〜！！
そうだよねuniverse人手不足だもんね〜〜！！
『私が2人分働くんでアイツ雇わないでください』
HC「何言ってんだお前」
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現在universeで働いてるのは、店長、副店長、オッパ、私の4人だけで
かなり深刻な人手不足に悩まされていることも知っていた
そのうえ今年はオッパが大学受験を控えていて
シフトについて店長と何度か相談している場面も見ている
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ヒチョルオッパに良くしてもらってるからって
私のワガママが通用するとは思っていない
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第一印象はあまり良くなかったが、
お冷お断り男を受け入れなければいけない
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『…………』
SE「よろしくお願いします」
XM「君の教育係は俺が担当することになったから、よろしくね？」
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目の前で交わされる握手も
受け入れなければいけない
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SE「ヒョン、3番テーブル僕がいきます」
XM「悪いねセフナ」
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どんどん近づいていく2人の距離も
私だけの教育係を取られる寂しさにも
兄への報われない独占欲にも
気づかないふりをしなければならない
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universeの彼女と彼等 3→←universeの彼女と彼等
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ユウ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます！！頑張って更新させていただきます！！！ (2018年4月19日 7時) (
レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - この小説好きです！更新楽しみに待ってます！ (2018年4月18日 20時) (レス) id: 987a381ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ 3rd(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！！温かい反応が頂けて安心しました！亀更新といいながらしばらくは毎日更新するつもりです！これからもよろしくお願いします！！ (2018年4月17日 18時) (レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年4月17日 9時) (レス) id: b305d9b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ x他2人 | 作成日時：2018年4月14日 0時
