届かない、好きです。＿＿Yuto.N

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次の日、昨日よりも少し遅い時間に起きてゆっくり支度。





結局、昨日は飛貴くんとのLINEの後
雄登くんから連絡がなくて。

疲れて忘れてたのかな…？







でも、今日は雄登くんが部活のない日だから一緒に登校できる日。

1週間に2日間だけ、月曜日と木曜日。
これが私の一週間頑張れる理由の一つ。

いつも、雄登くんがインターホンを押しに来てくれるからそれで一緒に学校に行く。






｢そろそろ来るかな…｣



玄関の全身鏡の前で制服を整えていたら
インターホンの鳴る音。




｢…あ、はーい！｣



扉を開けると本日も眩しい雄登さま…。←

すぐにローファーを履いて、お母さんに行ってきますを言って外に出る。





『おはよ』



｢おはよう！今日もかっこいいね！｣



『ありがと』




｢寝癖、ついてるよ(笑)珍しいね、｣


いつも綺麗にセットしてるのに。おかしい。


背伸びして後ろ髪を直そうとしても、
『いいから、』
なんて言って自分で髪の毛を押さえて直す。









…雄登くんがいつもよりも元気ない…？



私の前ではクラスの時ほど明るくないけど、
目もあまり合わせてくれないし単語一つ一つがいつもよりも冷たく聞こえる。







｢…雄登くん、体調悪い？｣



心配して顔を覗き込む。
その目は寂しいというか、切ないというか。



私の返事に答えず黙り込んでいる雄登くんが
顔を上げてぶつかる視線。





『昨日、』





｢…え？｣






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『誰と、帰ってたの？』






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