白の九尾狐【文スト】

銀色の鋏 ページ24

『...私を殺す気？』


「殺したりなんかしないさ。唯君の髪が伸びてきていたから切ろうと思っただけだよ。」

「人間の女子(おなご)はそう言うの気にするだろう？」





確かに今の私の髪は伸びたい放題である。
然し態々髪を切る為だけに部下(？)に鋏を持って来させるだろうか？

きっと何か企んでるに決まってる...


















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前言撤回、現在、唯単に髪を切られてます。

否、だってさぁ！？
何か企んでると思うじゃん！
此奴得体が知れないし...



「切れたよ。」
『ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｰｽ。』



はぁ、構えてた私が莫迦みたい...
...？
否、若しかして髪の毛ぐちゃぐちゃに切られているのでは無いか？
そんな疑問が私の頭をよぎった。
だって此奴妖怪だし、絶対下手じゃん。




「はい鑑。」

そう云い狐は私の前に鑑を置いた。
慌てて鑑を見れば、そこに映ったのは此処に来る前迄の私の髪型だった。





『...はぁ、』


「おや？気に入らなかったかい？」


『...別に、』






本当に拍子抜けだ、















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これから受験勉強に集中したいので三月の中句まで更新できません。

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