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148話ドラゴンの咆哮 ページ7

ナツ「か、体が…動かねえ!!!」

コブ「毒が全身にまわったんだ。そのまま死ねえ。」

『くっ…ナツ!ハッピー!!』

ハッピ「ナツーーー!!!」


どうする。もう体が動きそうにない。風で体を浮かすので手一杯だ。


ナツ「ハッピー 俺を落とせ!」

ハッピ「え?」

『何を…』

ハッピ「何、言ってんの ナツ。さっき体動かないって…」

ナツ「だからこそ これで決める。」

ハッピ「何するつもりなの!?」


何かを決意したように眼光が鋭くなったナツ。

きっと何か策があるんだ。


ナツ「ハッピー!!!今だ!!!」

ハッピ「あい!!!」

『ナツ 頼んだ!!!』


落下するナツは徐々にスピードを上げていく。


ナツ「火竜の…」


ナツが魔法を放とうとした瞬間、コブラがナツの行動を聴きつけたのか正面から背後にまわった。

あのままじゃ…!!


『ナツ!!!』

ハッピ「ナツー!!!」


その時だった。

猛烈な雄叫びが辺りに響き渡った。

耳を塞いでも塞ぎきれない空気すら揺らすその叫びは、さながら(ドラゴン)のようだった。

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)で五感が発達しているのが仇となり、鼓膜が今にも破けそうだ。

それは六魔将軍(オラシオンセイス)のコブラも同じだったようだ。重ねて、やつは耳がよすぎる。

己の切り札が裏目に出たコブラは耳を抑えながら落下していった。


ハッピ「すごい叫びだったね。」

ナツ「お、おう。耳がよすぎるのも考えものだな。作戦どーり!!!」

ハッピ「偶然のくせに。』

『全くだ。絶対作戦失敗してただろ。』


でも結果オーライ。今回はナツじゃなきゃコブラには勝てなかったな。

一件落着したかと思った途端ナツとハッピーが急にふらふらしだした。


ハッピ「なんか…オイラ 体の調子が…」

ナツ「あいつの毒か…俺も体が…」


二人も限界だったんだ。

落下していく二人を急降下して追いかけ、下に回り込んでクッション代わりになる。


『ふべっ!!ギャッヂ…うぷ…』

ナツ「わ、悪ィ。体…力入んね…う、しかも乗り物の上…」

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作品ジャンル:アニメ
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ま い ま い(プロフ) - マナさん» あなたの小説に私を参考にしたと明記していただき、あなたのその小説を教えてくだされば構いませんよ〜 (11月7日 6時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話参考にしたいのですが… (11月6日 19時) (レス) id: 73f360e95a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まいまい | 作成日時:2022年9月1日 7時

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