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A「ノエル〜、やっぱり帰ろ〜」
すっかり日も暮れて多分もう皆は眠りについた頃だろう。
それなのに、
ノエル「ここまで来たからには帰るわけにはいかないわ！」
ずっとその家の影で張り付いている私達。
こんな事になるんだったらどこでもいいから近くの宿取っておくべきだった。
ノエル「なんだか少し肌寒くなってきたわね」
ノエルが身震いをする。
確かにこの時期にしては寒すぎるような。
A「…雪？」
その寒さを感じたと同時に雪が降り始める。
A「どういう事？」
私は雪を手に取り、それを眺める。
これ…、
A「魔法だわ！」
ノエル「魔法…」
微かに魔力を感じる。
一体何の為に？
ノエル「A、周りを見て！子供達が！」
私は雪から周りに視線を移す。
子供達が次々と家から出て行き、山の方へと向かっていく。
ノエル「何かのお祭り？」
A「いいえ、そんな楽しい事でもなさそうよ」
私は子供達の格好を見る。
この寒い中服一枚で何も羽織っていない、そして靴も履いていない、なんて。
A「それに家族が送り出していない。どこの家もね」
普通は家族の誰かが送り出してくれるものだろう。
…楽しいお祭りなら、ね。
ノエル「え？じゃあ…」
私の頭に過ぎったもの。
A「『白夜の魔眼』」
もしかしたらそいつらの仕業かもしれない。
ノエル「『白夜の魔眼』って…え、そんな」
A「まだ確信は無いけど。頭の片隅には入れておくべきかもしれないわね」
そんな事、あってほしくないけど。
A「光創成魔法 天照の羽織」
ノエル「え！？ちょ、どこに！？」
A「子供達を追う！ノエルは魔法騎士団に通報しておいて！」
もし、『白夜の魔眼』の奴らの仕業なら、
A「急がないと！」
私が上空へと上がると、
「ユライアンどこー？」
「クリスー！？」
「フォンがいないわ！？」
家族の皆がぞろぞろと出てくる。
レベッカ「ルカー！？マルコー！？」
その中にレベッカさんの姿もあって。
やっぱり、お祭りなんかじゃない。
アスタ「連れションか？」
ゴーシュ「アスタ死ね」
この騒動に気付いたのか、寝込みをゴーシュ先輩が襲ったのかは分からないが、あの二人も出てきた。
あの調子ならすぐにアスタとゴーシュ先輩も駆け付けてくれるはず、多分。
ごめんね、私は一足先に行ってるから。
そして私は先を急いだ。
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なぎ - めっちゃ良いです(´∀｀*) (2019年6月11日 12時) (
レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます！グダグダでお恥ずかしい文面ばかりですがそう言って貰えて嬉しいです！番外編作れたら作りたいなとは考えております！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - ウォルさん» いつもコメントありがとうございます！これからも何卒よろしくお願いします！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！！！嬉しいです！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 何回も最初から読み直してます！もちろん一番右の星押させてもらってます！毎日ドキドキです。続編も頑張ってください！一つ質問なんですが番外編？短編？とかってやらないんですかね？ただ気になっただけなのでこれは無視して大丈夫です！これからも応援してます (2019年3月25日 23時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れぃち | 作成日時：2019年3月19日 14時
