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A「や、ほんと伊黒さんってば会って早々嫌な顔するし上目遣いの時だって、」




私はなんとか沈黙を消そうと喋るがそこでハッとして口を噤む。上目遣いの事バレたら後々めんどくさい事になりそうだし何せ宇髄さん相手なら尚更。




天元「伊黒さん伊黒さんってさっきからうるせぇんだよ!お前はアイツの事が好きなのか!?」




口を開いたかと思えばなぜか怒られた。というか今の話のどこに『伊黒さんの事が好き』と疑われる要素があったのか。




A「んー、炭治郎くんや悲鳴嶼さんくらい優しかったら好きになるかも?」




あの2人は男性の中でも唯一私に優しく接してくれる。ほんとどうしてこんなにも差があるものかね?




A「女の子には優しく、ですよ。」


天元「どこに女がいるんだよ。」




そう言う宇髄さんのお腹を思いっ切り殴るが本人は顔色一つ変えていない。変えていないどころか、挑発するように口角を上げた。




A「ムカつく…!蛇くん並に!!」


天元「じゃあ次は俺の番だな。」




宇髄さんの拳が私に向かって振り下ろされる。…え、私殴られるの?女の子殴っちゃうの!?あ、私女に見られてないから、そうかそうか。




だけど怖いものは怖い。すぐ来るであろう痛みを覚悟して私は目を瞑るがいつまで経っても痛みは来ない。




痛みの代わりに、頬に温かい感覚が伝った。




そろり、と目を開けると宇髄さんが私の頬を撫でていて。




天元「お前は地味だ。それでも女かと疑う程にな。…だからこの俺がお前を派手な女にしてやる。」




言葉の意味が分からなかったが、その言葉と同時に「失礼します。」と先程の人達が入ってきて畳の上に大きな箱を置く。




その畳の上に丁寧に置かれた箱をそれまた丁寧な手付きで開けた。




A「宇髄さん…、これ…。」




私はその中の物を見て宇髄さんの方を瞬時に向く。宇髄さんはそんな私を見て目を伏せてこう言った。




天元「着てみろ。」




私の為に、用意してくれたの?私は箱の中に手を伸ばし、着物やら首飾りやらに魅入る。




A「どうして、私に___…」


天元「歓迎祝いついでだ。」




それが本当なのか何かの口実なのかは分からないがとても嬉しかった。




天元「地味なお前に似合うかは別だがな。」




うん、ちょっと一言余計だわ。なんかいつも通りで安心したわ悲しい。

作者から。※1/12更新→←6.



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(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時

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