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A｢あの、宇髄さん。どこへ行くんですか？｣
私は今、大人しく宇髄さんに担がれている。いや最初抵抗はしていたんだけどね、危うく舌噛みそうになったから怖くなって。
そして私を担いでいる宇髄さんはと言うと、屋敷を出てどこかへ向かっている。
目的の場所に着いたのか宇髄さんは私を降ろし、ここに入れと命じた。目の前には藤の花の家紋が大きく記された家だった。
しのぶさんから少しだけ聞いたことがある。この家紋の家の人達は鬼殺隊を無償で手助けしてくれるって。
天元｢早く入れ。｣
そう言って先程まで私を担いでいた部分をパンパンと片手で払う。まるでついたゴミを払うみたいに。
あれ酷くない？
私もやり返しのつもりで宇髄さんから触れられていた部分をわざとらしく払うと｢何やってんだお前…気持ち悪い奴だな。｣と冷めた目で見られた。…凄い理不尽。
A｢あの、しのぶさんから聞いていた話だとここ、��鬼殺隊�� を無償で手助けしてくれるところですよね？…私鬼殺隊でも何でもないんですが。｣
早く入れと促す宇髄さんだが、私は入るのをどうしても躊躇ってしまう。何をするのかは分からないがここは私が入ってはいけない場所な気がして。
天元｢脳味噌爆発してんのか？お前は鬼殺隊の内部にいる。つまり鬼殺隊と何ら変わりもねぇ。｣
｢分かったら早く入るぞ。派手にな！｣そう言って私を置いて先に中へと入っていく。私はやっぱり少し躊躇ったが意を決して藤の花の香りが漂うその家に足を踏み入れた。
天元｢アレとコレとソレ。｣
入って早々目に飛び込んで来たのは、この家の人達であろう方々に偉そうに指図する宇髄さんの姿だった。
何を頼んでいるのかはまだ分からないが、何だか嫌な予感がした。
少し遠目から見ていると、｢こちらへ。｣とある一室に通された。
当たり前だが宇髄さんも一緒で、案内してくれた方が出ていくと途端に静寂が訪れる。
｢暫し、お待ちください。｣そう言ってあの人は出ていったから何かしら後から来ると言うことだろう。
A｢今日、伊黒さんしかいないのかと思ってました。｣
静寂が耐えられなくなった私は話を切り出す。
A｢まさか宇髄さんも居たなんて、はは。｣
乾いた笑いが口から零れる。そんな私を横目で見た後何も言わず目を逸らした。
あれ、何か言ってくれても良くない？頑張って話題振ったのに。
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明(プロフ) - おおおお終わり！？！？ (8月2日 16時) (
レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした！！！面白かったです^^* 更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 更新頑張ってください！ものすごくおもしろいです！！ (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです！続き楽しみにしています！！頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れぃち x他1人 | 作成日時：2019年9月3日 21時
