【鬼滅の刃】雑に愛され？過ぎてメンタルやられてます。

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A「もうやだ…絶対変な人だと思われたよ…。」




あの後アオイさんに誤解だと説明しても全く聞き受けてくれる様子がなく、「誰にも言いませんので安心してください。」の一点張りだった。




不死川さんも不死川さんで、反省した様子もなく適当にアオイさんに返事していたし、全然誤解を解こうとはしなかった。




A「うう、悲鳴嶼さん…。私これから先どうしていけば良いのでしょうか。」




だからこうして悲鳴嶼さんに今後の事について相談しに来た訳なのだが…。




杏寿郎「よもや！まさかAからそのような相談を受けようとは！」




どうして悲鳴嶼さんの部屋に煉獄さんもいるのだろうか。いやいてもおかしくはないんだけど。




行冥「何があったと言うのだ…。」


A「詳しくは話せないのですが…、とある誤解を解きたくて…。」




絶対話せるわけない。だって、不死川さんと…。そこまで思い出して私は顔に熱が集中するのが自分でもわかった。




いくら負けたくなかったからって夢中になり過ぎた…。誤解をされるのは当然と言えば当然、か。




杏寿郎「それではその誤解を真にしてしまえば良い！」


A「は。」




思わぬ煉獄さんの言葉に私は呆気に取られてしまう。




杏寿郎「真にしてしまえばそんなに悩まなくて済む！うむ、我ながら良い思い付きだ！」


A「いえ、あの…、誤解の内容が内容なので、それはちょっと…。」




そう反論するが、煉獄さんは「思い立ったら即行動だ！」などと言いながら私の手を取り立たせる。




A「え、あの？」


杏寿郎「A同様、誤解を受けた者は誰だ？」


A「不死川さんです。兄の方の。」




聞かれた通りに答えれば、煉獄さんは私の手を取ったまま、悲鳴嶼さんの部屋を後にする。




悲鳴嶼さん、今度ゆっくり私に癒しをください、と心の中で思いつつ、煉獄さんに導かれるまま足を動かした。

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