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A「全く!!冨岡さんはまあいいとして不死川さん貴方だけは許さないんだからね!!」
まだ何か言いたそうな冨岡さんを置き去りにして私は不死川さんを探していた。
なかなか見当たらず私のイライラはどんどんと募っていく。もしかしたら任務なのかも?と思い始めたその時、
実弥「なんだァ?やけにでけぇ足音するから来てみりゃあテメェかよ。」
探していた本人が目の前に現れた。視界に捉えたと同時に私は不死川さんを睨む。
A「大きい足音で悪かったですね。それより少しお話などいかがですか?」
実弥「あァ?何睨んでんだテメェ。」
お話のお誘いには答えず、不死川さんは私を睨み返す。凄い怖いけど怯んでられない。
A「不死川さん。冨岡さんに変な事吹き込まないでください!」
実弥「変な事だァ?」
そして不死川さんは黙り込む。どうやら何を言ったのか考えているようで。それが少し可愛いと思ってしまった。だけど残念!私は今怒ってるから!?そんなの効かないわ!!
A「思い出しましたか!?」
実弥「全然思い出せねぇ。」
いやそんな冷静に真顔で言われても。思い出せないって事は不死川さんにとってはどうでもいい事だったって事でしょ?そのどうでもいい事を冨岡さんは実践してやってるんだよ。
A「…私は無視されて喜ぶ程変な人じゃありませんから!!」
「こう言えば分かりますか?」そう問えばやっと思い出したのか不死川さんは「あぁ…」と声を漏らす。
A「あぁ…じゃありませんよ!私がどれだけあの無視で傷付いたと」
実弥「テメェ、来たばかりの頃やけに冨岡ばかり見てたよなァ?」
え?私冨岡さんばかり見てたっけ?そう思ったと同時に背中に衝撃が走る。不死川さんが私を壁へと突き飛ばしたのだ。
実弥「気に喰わなかったんだよォ。冨岡ばかり見るテメェがなァ!!」
いやもう理由はもはやどうでもいいわ!!それより普通突き飛ばす!?かなり痛かったんですけど!?
私は少し涙目になりながら不死川さんをキッと睨み付ける。そんな私を上から見下ろす不死川さん。
腕が伸びてきて次は何をされるのかと身構えたが、信じ難い事に先程衝撃を受けた背中を優しく撫で始めた。
A「はい?」
実弥「うるせぇ。テメェがあの程度の力であんな吹っ飛ぶとか知らなかったんだよ雑魚が。」
あれ?もしかして突き飛ばすつもりはなかった感じ?
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明(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時