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しのぶ「Aちゃん、大丈夫?」
A「なんとか…」
夜になり、私はフラフラとおぼつかない足取りで膝から崩れ落ちる。
自室に向かっていた時丁度通りかかったしのぶさんが手を貸してくれたのだ。
本当にしのぶさんって人は良い人すぎる…。
A「毎日屈辱的な日々ですよ、はは。」
そう頬を引き攣らせながら言うと、しのぶさんは人差し指を顎に当てて何やら考え始めた。
しのぶ「私には、愛されているように見えますけど。」
A「『うむ!相変わらず消し炭みたいな顔をしているな!』これも愛されている内に入りますか?」
私は煉獄さんから言われた言葉をそのまましのぶさんに言うと、しのぶさんは苦笑いをして「…それは」と言葉に詰まっていた。
A「明日は、不死川さん達確か…鬼の討伐に行くんでしたよね。…って事は明日残ってるのは…、」
そこで私は言葉を切る。
うん、考えるのはやめよう。
ネチネチ言ってくる人の事考えるのはやめよう、うん。
しのぶ「私も明日少し用事があるので、こちらには帰って来れません。」
A「え、私の癒しが…」
しのぶさんがいるかいないかで私の明日の耐え度が変わってくるんだから。
しのぶ「あ、良い事を教えてあげましょう。」
落ち込んでる私を励ますように肩を軽く叩いた後、しのぶさんは私の耳に口を寄せる。
しのぶ「上目遣いしてみると何か良い事があるかもしれませんよ。」
上目遣い…?
しのぶさんは綺麗に笑った後、「もう寝ましょう。おやすみなさい」そう言って強制的に話は中断された。
上目遣いに何の効果があるのか聞こうと思ったが、しのぶさんは足早に出ていってしまった為それは叶わず。
どうしよう、すごく気になる。
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明(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時