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16. ページ19

A「おはようございます。」




私はあれから作り笑いのし過ぎで頬がかなり痛いが、すれ違う人に挨拶は欠かさない。まあ挨拶は常識だしね。




義勇「………。」




あ、常識が備わってない人いたわ。




A「お!は!よ!う!ご!ざ!い!まーす!!」




私は冨岡さんの近くまで駆け寄り、一音一音を大声で叫ぶ。




義勇「そんなに大声で言わなくても聞こえている。」


A「じゃあ挨拶くらい返しましょうよ!?」


義勇「…やっぱり聞こえてない。」




一瞬考える素振り見せてからそんな事言われても全然説得力ないんですけど。




A「いつも私の事見えてないみたいな反応そろそろやめてくれませんか?」




そう言うと冨岡さんは固まる。固まりすぎて微動だにしなくなった。え、何急に。




A「と、冨岡さん?」


義勇「嫌だったのか?」


A「え。」




次は私が固まる番だった。いや、嬉しいはずがないよね?




A「それはもう凄く嫌ですね。むしろ嬉しいとか思う人いませんよ。」




まさかとは思うけど、私が喜ぶと思ってやってたなら冨岡さんの頭の中見てみたいよ。




義勇「…不死川が、こうすれば距離を縮められると言っていたからやっていたが…。」




まさかの不死川さんから吹き込まれてやってたってオチ?そうなのね?恐らく兄の方だろう。




いやでもいつも仲悪そうにしてる2人なのにそう言うの信じちゃうタイプなの?冨岡さんって。




A「…もう、やめてくれます、よね?」


義勇「…いや、俺は続ける。」




待って?どうしてそうなるの?私は首を傾げて冨岡さんを見る。




義勇「もし嫌だと言われた時は照れてる時だと、不死川に言われた。」




いやまた不死川さんかい。そして信じ過ぎじゃないですか?というか照れる要素どこにある?




義勇「照れてくれたのか。…そうか。」




そう言って少し頬を染める冨岡さん。…いやいや染めるとこ違うから今は。




というか不死川さんなんて事言ってくれちゃってるの?多分というか絶対嫌がらせで吹き込んでるでしょ。




A「…冨岡さんがやりたくてやってるわけじゃない事が分かっただけで今はいいです…。」




痛い頬を無理矢理上げたせいで引き攣った様な笑みになっているだろうがもうもはやどうでもいい。




義勇「別にやりたくないわけじゃない。…そうやって照れてくれるなら。」




…いやもういいです。ほんとに!!

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(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時

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