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14. ページ17

無一郎「…眠い。」


A「え。」




暫く同じ体勢で見つめあっていた私達。心臓が早まる中、先に声を上げたのは時透くんで。いや別に何か期待したってわけじゃないけどさすがにそれはなくない?




A「うんそうだね!!はいおやすみ。」




ドキドキ鳴っていた心臓だったが今ではすっかり落ち着いている。…ほんとこういうとこだよ時透くん。




少し冷めた目で見つめ体を起こそうとする。が、時透くんの腕がしっかりと私の体を包み込んでいて起き上がれない。




A「あのー、時透くん?離してもらえると、助かる…かな?」




若干苦笑いで顔を上げると、そこには瞼を伏せて既に寝息を立てている時透くん。この状況でよく寝れるね?私だって女だよ?…女だよね?悲しくなってくるからやめよ。




私は諦めて時透くんの頬をつついてみる。




A「柔らかい。」




フニフニとした感触でずっと触ってたいくらいだ。変態じゃないよ、決して。




でもこうして寝てる姿見てると時透くんってまだ少し幼さが残っているというか。…いや幼さ残ってて当然か。だってまだ14歳だし。




A「そっかー、14歳かー。」




そう考えると今までの彼の私への発言全て許せる気がしてきた。




A「だけどそれとこれとは別だよね。」




少し頬を膨らませて時透くんの頬を引っ張る。今までの仕返しだ!!




無一郎「____…で。」


A「ん?」




何か寝言を言っているが聞き取れない。不本意…そう不本意ながら!私は更に距離を縮め声を拾う。




無一郎「___…いなくならないで。」




寝ているのに、ギュッと力が込められる。




A「うん。いなくならないよ。」




頭を撫でてあげると、またスースー…と寝息を立て始めた。




A「寝てる方が素直じゃん。」




ふふっと笑って私も目を閉じる。…少しだけ…そう思いながらも意識は遠のいていく。




最近1人で寝ていたからだろうか、温かさが何だか懐かしくてちょっぴり泣きそうになったのは秘密。

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(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時

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