【鬼滅の刃】雑に愛され？過ぎてメンタルやられてます。

プロローグ ページ2

朝一、布団を綺麗に畳み部屋の隅に置き私は伸びをする。




今日も長い長い1日が始まる。




果たして私のメンタルは持つのだろうか。




因みに昨日は午前中だけでもうメンタルはズタズタだった。




ずっと冨岡さんに話しかけているのに無視され続けて5分。




痺れを切らした私は彼の両頬を背伸びして掴んで私の方へと向かせた。




そしてやっと彼が放った言葉。




それは_____…




『…いたのか。気付かなかった。』




ふざけてますか？




口から出そうになった言葉だが、ぐっと堪えて私は冨岡さんの頬から手を離す。




それをなぜか名残惜しそうにして私が先程まで触れていた自身の頬を触るものだから、ちょっとからかってみたんだけど、




『俺の頬についた汚れを取ったまでだ。』




いや、酷いオブ酷い。




これが冨岡さんだけで留まるならまだいいんだけど___…




『あれ？君誰だっけ。』




挨拶を交した時に時透くんから言われた言葉。




これを言われるのは日常茶飯事で、もう傷付く通り越して無だよ、無。




私はいつもの様にご丁寧に一から自己紹介をし、更に今日はニコッと微笑んでみせた。




『それ、他の男にはやらないでね。』




急にどうしたのか、ついにデレたか？と思ったが彼は上げて落とすのが好きなのだろう、




『顔凄く酷かったから。』




いや、貴方が酷いです。




そしてその後は善逸君に遭遇して、結婚を申し込まれ…そうになったがなぜか悟りを開いて｢やっぱいいです。｣なんて言い出すし。




そんな感じで私の1日はスタートするのだ。




そう、ここからがスタートなのだ。




お分かりだろうか、この時点で私のメンタルはかなりやられているのである。




皆もうちょっと女の子には優しくしよう？




そして唯一私に優しく接してくれるのが、しのぶさんと蜜璃さんと悲鳴嶼さんと炭治郎くん！




もう私の癒しですよ…！！




だから私はなんだかんだでやっていけてます！




と思いたい！！

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