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乾燥は美容の天敵 ページ8

神「こんなに美味しい朝ごはん久しぶりに食べたネ!」

新「本当に美味しいです!」


あぁ、なんて可愛いのだろう。


“おかわりあるからね〜”とほっこりしている私の隣で箸をプルプルと震わせている天パ。


『何?食べないの?』

銀「ト、トンデモアリマセン…イタダキマス…」


寝起きパンチがかなり効いたらしい。


未だに顔面蒼白だ。


新「僕ら今日は仕事なんですけど、Aさんどうしますか?」

『そうだな〜、一緒に行こうかな。』

神「Aも来るアルか?!ヒャッホーイ!!」

銀「お前…あんま出歩かねぇ方がいいんじゃねーの?」


卵焼きを頬張りながら兄さんは言った。


『遅かれ早かれ説明することになるし…大丈夫でしょ。』

銀「まぁ、そうだな。」


この世界の私は攘夷戦争中に死んだらしいので、会って驚くのは小太郎と辰馬くらいだろう。


しかしまぁ、髪色や顔は兄妹なので必然的に似ているわけで、“誰かと似ているような?”と思われるはずだ。


違いがあるといえば、天然パーマかストレートかの違いだろう。

















新「いないなぁ…」

神「おーい!シロー!!」


仕事というのは、昨日の猫探しの続きらしい。


『シロ〜、出ておいで〜』


呼んで出てきたら苦労しないのだけれど…


一体どこへ行ったのやら。


銀「腹減ったら帰ってくるだろ。」

『帰ってこないから依頼してきたんでしょ。』

銀「…お前楽しそうだな。」

『そりゃあ、久々の万事屋だもん。』

銀「向こうではやってなかったのか?」

『やってたよ。兄さんと新八くんと神楽ちゃんと私で。』


何かを悟ったように俯く兄さん。


銀「俺か…」


兄さんが死んで、万事屋は解散した。


このまま続けてもいいと思っていたし、新八くんも神楽ちゃんも続けたいと言ってくれていた。


でも──────


『潮時だったんだよ。二人とも他に夢があったし、私もやめなきゃいけない理由ができたから。だから別に、兄さんのせいじゃない。』


“そうか”と小さく呟いた兄さん。


『だから、今この4人で万事屋やれてることが嬉しくてさ。』


冷えた手に、はぁーっと息を吹きかける。


銀「…ほらよ。」

『え、』


つけていた手袋をポイッとこちらへ投げ、自分の手はポケットへ突っ込んだ。


『…ありがと。』


少し大きな手袋。


兄さんの温もりが残った手袋。


『(あったかいな…)』


緩んだ口元を隠し、猫探しを再開した。

買い物に行くと買う予定のない物まで買ってしまう→←1回目のアラームで起きれる奴いる?いねぇよなぁ?!



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Mugino(プロフ) - 壊さん» 壊さんコメントありがとうございます!!今日明日中には更新できると思います🔥💪お褒めの言葉とっても嬉しいです🥺ありがとうございます😭✨️ (10月19日 13時) (レス) id: 8563ed1f80 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あの、続き書いてくれませんか?とても面白くて、続きが読みたいです! (10月19日 3時) (レス) @page9 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mugino | 作成日時:2023年10月10日 17時

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