旧友は爆弾魔 ページ19
『何の罰ゲームよ、これ。』
銀「そりゃこっちのセリフだ。」
スーツ姿の天パとドレスコーデのストパー。
Aは銀時の腕に手を回している状態だ。
今にも反吐が出そうな二人だが、ここはなんとか耐えねばならない。
というのも、二人は絶賛仕事中なのだ。
銀「おい、しっかり見張っとけよ。」
『あんたもね。』
依頼人はこのパーティーの主催者である、
彼を狙う暗殺者がいるとのことで、めぼしい人間を見張っているのだが…それにしても名前が卑猥である。
銀「珍光かチ◯コかしんねーけど、命狙われてんならSPでも雇えばいいだろうが。何で俺らなわけ?」
『SPよりも圧倒的に強いから。』
銀「一理ある。」
『でも、だからってカップルのフリまでしなくてよくない?』
銀「念には念をっつーことだろ。」
現段階で特に異常はないので少し食事を取ることにした二人。
『うわ、めちゃ美味しい。』
銀「滅多に食えねぇんだ。腹が裂けるまで食っとけ。」
さすが金持ちの集まり。
料理のひとつひとつに手が込んである。
珍「呑気なものですなぁ。」
小太りで背の低い男。
我らが依頼人はワイン片手にこちらへやってきた。
銀「“腹が減っては戦ができぬ”って言葉知ってっか?」
珍「まぁいい。こんな料理は初めてだろう?庶民の君らにとって。存分に味わうと良い。」
クスクスと辺りから笑い声が聞こえる。
『あ、こんな所におっきなソーセージが──────』
Aはフォークを珍光目掛けて振り下ろした。
珍「な、何しとんじゃワレ!!」
『あ、動くなよソーセージ。』
銀「A、そいつはソーセージじゃなくてチ◯コだ。」
珍「誰がチ◯コじゃ!!」
『ソーセージもチ◯コも変わんないでしょ。』
“庶民に構っている暇はない!”と、去っていった珍光。
銀「テメーから構ってきたんだろーが。」
『かまちょ?』
銀「あの年齢と顔でかまちょはキツい。」
『言うね〜』
その後、特に何事もなくパーティーは終盤を迎えていた。
何もないならそれに越したことはないのだが、しっかり報酬は貰えるのだろうかと珍光を疑う二人。
そんな時だった。
珍「な、何だ?!」
突如、会場を襲った爆発音。
逃げ惑う人々。
『兄さん。』
銀「あぁ。」
二人は珍光の元へ急いだ。
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Mugino(プロフ) - 壊さん» 壊さんコメントありがとうございます!!今日明日中には更新できると思います🔥💪お褒めの言葉とっても嬉しいです🥺ありがとうございます😭✨️ (10月19日 13時) (レス) id: 8563ed1f80 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - あの、続き書いてくれませんか?とても面白くて、続きが読みたいです! (10月19日 3時) (レス) @page9 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mugino | 作成日時:2023年10月10日 17時