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イカサマはバレなきゃイカサマじゃない ページ14

『うぇ?!』


グンッと何者かに引き寄せられ、体が浮いた。


土「ッ?!」

沖「!!」


担がれている状態でもわかる。


こいつが誰なのか。


銀「おいおい、あんまいじめないでやってくれよ。」

「意外と繊細なんだよこいつ。拗らせたら面倒だし。」

土「万事屋?!」


地面に降ろした私の頭をわしわしと撫で、“後は兄ちゃんに任せろ”と一言放った。


銀「噂話(そいつ)は真実だ。こいつはあの伝説の“紅夜叉”。つまりは俺の妹ってこと。だがしかし!お前らもご存知の通り俺は既に更生してるし、こいつも更生してる。」


刀は抜いているが、大人しく兄の話に耳を傾ける二人。


銀「まぁ、更生以前の問題でこいつはもう死んでんだけどな。」

沖「死んでる?どこからどう見ても生きてんだろィ。」

銀「お前ら…やっぱ見えてんだな、こいつのこと。」


その一言で土方はピタリと硬直した。


銀「早く成仏させてやりてェんだけどな…」

土「おま、それ、まさか…」


顔面蒼白でガタガタと震える彼の背後にそっと近付き、肩にトンっと手を置いた。


『ねぇ…私のこと──────見えてるんでしょう?』


悲鳴をあげ逃げ惑う彼をひたすら追いかける。


心霊系が大嫌いな彼はビビり散らかしていた。


愉快愉快!


銀「あいつほんとビビりだな。」

沖「旦那もでしょう?」

銀「あいつ程じゃねーよ。」

沖「で、この茶番はいつまで続ける気ですかィ?」

銀「言ったところで信じちゃくれねーだろ。」

沖「聞いてみねェことには何とも。」


そんな会話をしている間も土方とAはおいかけっこを続けていた。


銀「A〜、そろそろ戻ってこーい。」

『えー、もう?楽しかったのに。』


とは言いつつ、兄の元へ急いだ。


沖「土方さんも早く戻って来てくだせェ。タネ明かしの時間でさァ。」

土「タネ明かし…?」


息を切らしながらこちらへやってくる土方を、兄妹揃ってクスクスと笑った。


土「やっぱあいつら殺していいかなぁ????」

沖「落ち着いてくださ…ククッ」

土「総悟テメー…」


そんなこんなで私の説明が始まった。

度が過ぎるツンデレはツンデレではない→←お久しぶりです!生きてます!!



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Mugino(プロフ) - 壊さん» 壊さんコメントありがとうございます!!今日明日中には更新できると思います🔥💪お褒めの言葉とっても嬉しいです🥺ありがとうございます😭✨️ (10月19日 13時) (レス) id: 8563ed1f80 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あの、続き書いてくれませんか?とても面白くて、続きが読みたいです! (10月19日 3時) (レス) @page9 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mugino | 作成日時:2023年10月10日 17時

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