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金曜日。
いつも通りバイトに向かう、それだけなのに。
Aと話す、それだけなのに。
緊張で心臓が飛び出しそうだった。
葵ちゃんがくれた勇気と、
北斗がくれたチャンス。
活かすも殺すも、俺次第。
店に入ると、俺より少し先にAが来ていた。
『、、よっ。』
片手をあげて声をかける。
こんなの俺らしくないけど、どうもいつも通りではいられない。
Aもあ、お疲れ、と一言。
少し前まで頻繁に合っていた目は、今はぎこちなくすぐに逸らされる。
少し前まで一番仲のいい男友達だと言われていたはずなのに、今ではそのポジションもいとも簡単に北斗に奪われてしまった、気がする。
バイトが終わると、
Aは北斗からなにも聞かされていないようで急いで支度をして裏口に向かおうとするので、その後を追いかけて、後ろから腕を掴んだ。
Aは驚いたようにこちらを振り返る
「慎太郎？、、どうしたの？」
優しい彼女は、何かあったんじゃないかって心配そうに俺を見上げる。
『今日はさ、俺にAのこと送らせて欲しいんだよね。北斗は今日来ないよ。』
「あ、そうなんだ、。」
『ごめんね、北斗の方が良かったかもだけど。』
なんて言えば、そんなことない、、！と困り顔で勢いよく返されたので思わず笑みが溢れて、俺に釣られて彼女の顔にも笑顔が戻る。
なんか久しぶりだね、この感じ。なんて嬉しそうに笑うその瞳に、今俺は映っている。
公園、行かない？と聞くと、逆に行かないなんて選択肢あるの！？って。
あーそういうとこ、好きだなぁ。
彼女の一言ひとこと、一挙手一投足にまたひとつ、ひとつと�犢イ��瓩�膨らんで、やっぱり俺にはAしかいないんだって何度だって恋に落ちる。
コンビニで二人。
お酒を選ぶ時間も、おつまみに悩む時間も。
レジに並んでる間のわずかな時間、ビニールを俺が持つと必ずありがとうって微笑む顔を見ている時間も。
コンビニから公園まで二人。
しょうもないことで笑い合っている時間、夜なんだから静かに笑って！って笑いながら指摘される時間も。
Aと居られる時間全部が愛おしい。
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あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
