雪に願いを（桃赤） (ページ1)

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「明日には退院出来そうですね」

「本間ですか、！！良かったなあ望！！」

俺は今病院に居る、なんでかって言うと階段から落ちて骨折したんやけどその骨折が酷かったらしい。

「じゃあ私もう夕飯作らなあかんから明日までに荷物まとめときや！！」

『りょうかあい』

おかんとばいばいしてさっそく自分の荷物をまとめる。

『まだ4時かあ、ああもう暇すぎ』

消灯時間までまっだまだ有るけどもう荷物まとめ終わったし1人部屋やから仲良くなった子も居らん、

『暇やし探検しに行きますかあ、』

なんて盛大な独り言を呟いて俺はもう松葉杖なしでも歩ける足を動かして適当に歩いた。

「いやああああ！！！」

『わっ、、！』

びっくりして叫び声が聞こえたところの扉が一部透明になってて見たらあかんと思うけど好奇心に負けて見てもうた。

「うちの子はっ、！！！大毅はまだまだ生きれます！！！！」

「お母さん落ち着いて下さい、これ以上抗がん剤をしても余命は延びますが延びても余命はあと1年なんです。」

「そんなあっ、なんでっ、、なんでこんなことに、っ、」

ボロボロに涙するだいきくん(？)のおかん。だいきくんが居なくなるん本間に嫌なんやろなあ、なんて思いながらこれ以上は聞いたらあかんって思って足を進めた。

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