雪に願いを（桃赤） (ページ2)

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ぶらぶら～～～っと歩いてるとちょっと開いてる扉の中に男の子が窓の方を見つめてた。その子の横顔があまりにも綺麗でつい見とれてもうて、

「っえ、？？だ、れ、？？」

『え、！！！』

気付いたら扉開けてたみたい、 (笑)なんて冗談は置いといてその子がおっきい目に少し涙を溜めながら見詰めてきて本間に息止まるんちゃうかってぐらいフリーズした。

『っえーーと！！俺のぞむって言うねん！！こたきのぞむ！！！！ 16の高2 ！！！！すぐ近くの病室におるヤツ！！！ (笑)』

「 ……… 」

うわもう最っ悪や、何言えばいいか分からん過ぎてハイテンション過ぎた最悪。なんて後悔してたら

「ぶっ、！！！っへへ、おもろいなあ、 (笑)」

『ええ、？？ (笑)』

その子が吹き出したから俺もつられて笑ってもうた。てか笑った顔かわいいなあ、

『そや！！名前なんて言うん？？』

「だいきやで！！しげおかだいき！！」

この笑窪がトレードマークやねんでえなんて言いながら自分の笑窪に指を突っ込んで笑ってる姿はもう本間に可愛くて。

それと同時にあの場面が頭をよぎった。もしかして、あのだいきくんとこのだいきくん一緒やったりする、、？？？なんて思いながらこんな笑顔見てたらもうすぐ死ぬなんて有り得へんって思って今の時間を最大限に楽しんだ。

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