黄瀬君の双子の妹は青葉城西高校バレー部でマネージャーをやることになってしまいました【ハイキュー×黒バス】 (ページ18)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:317,664 hit

１７話で～す、ってしんちゃwby高尾ページ18

及川さんからのメールにとりあえず返信して

《××公園に来てもらえないっすか？》

それだけの内容

Aには「俺ちょっとコンビニ行ってくるっす！」とだけ言って夜の宮城を歩く。

公園に着くと私服姿の及川さんが遊具なもたれていた。

黄瀬「すんません！待たせちゃったみたいですね…」

及川「大丈夫大丈夫～。まあとりあえず座ろっか！」

そう言って及川さんが指差したのは、高校生にはいささか小さいブランコだった。

及川「よくここで岩ちゃんとバレーしてたんだぁ～」

キーキーとブランコを鳴らしながら懐かしいという顔で話す及川さん。

及川「それで、本題なんだけど？」

黄瀬「あ、はい。帰りに言いかけてたこと、っすよね？」

うんうんと及川さんは頷いた。

及川「Aちゃんが中学の時どーちゃらこーちゃらって」

黄瀬「続けると、っすね。A、中学の時はバスケやってたんすよ」

及川「そーなんだ！だからあんなに上手いんだね…」

黄瀬「はい。だから実際のところ、もしかしたら俺たちキセキの世代より上手いかもしれないっす」

及川「あれ？でもAちゃんってマネージャーやってたんじゃ？」

黄瀬「ま、まあそうでもあるっす。１年生から２年の夏までは普通にバスケやってたんすよ、マネージャーやり始めたのは２年の夏終わった頃からっす」

及川「そう、なんだ…なんで？」

黄瀬「…ちょっと長くなるっすけど」

それから黄瀬は淡々と喋り出した

Aは小さいころからバスケをやっていて、元々のセンスもあり、男子にも劣らないほどだった。

Aはチームでエースで、チームメートからも信頼されていた。

中学２の夏。大会当日。決勝だった。
いつも通り、Aたちは試合にって来た。
そして試合が始まった。そこまではまったくもっていつも通りだった。

でも、今年の女子バスケはとびきりで強い訳でもなく、百戦百勝できるかと言われると厳しいチームであった。

そして今回当たったチームは去年、準優勝で当たった時も相当手こずった相手だった。
それでも、彼女たちは帝光のユニホームを着た選手。負けるわけにはいかなかった。

でも…

試合終了のホイッスル。結果６４-６３

帝光中は負けた