黒子君の双子の妹が青葉城西高校バレー部にやってきました、３。【ハイキュー×黒バス】

一休み、もう一休み(番外編) ページ14

「続きです。兄さん、都昆布を下さい」





「あげたら話す。この約束を破ればA、君を三途の川に引きずり込みます。」





「兄さんは三途の川の主ですか。引きずり込むなら兄さんも道連れですよ。」







「それは置いておいて、ほらあげたんだから話してください。」







「そうですねぇ…」






「都昆布もきゅもきゅしながらニヤニヤしないで下さい。」







「正直、私もよくわかりません。」






「は…」







「あ、ちょっと。なんで取るんですか。都昆布返して下さいよ。」







「答えると言ったのに、約束を破りましたね。近所の川に…」







「三途の川が近所の川になっちゃいましたよ。引きずり込むにも深さがないですね。」







「というか、私ちゃんと答えたじゃないですか。」








「言い訳しても無駄です。誰かと聞いたのにわからないなんて言わせません。」







「もう言っちゃってますよ。それに私は真実を話すと言ったんです。誰なのかを話すとは言ってません。」







「…くっ、ニヤニヤしないで下さい。もう洞窟に立てこもります。」








「その場合引きこもるですね。こんなとこに洞窟あるんですか。ここ神奈川ですよ」








「じゃあ海に沈みます。いざ龍宮城へ。」







「…キャラブレブレですよ兄さん。」









海に向かって走り出した兄さんの背中を見つめながら、私も後を追い進む。







「……まあ、もし恋してる人がいるなら多分…」







言いかけて、ぶんぶんと首を横に振る。







「兄さん。どこまで行くんですか。」







夕日に照らされて二つの影ができた。細長い人の影と、小さな四角い影。四角い影はゆっくり進んでいく。








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どうも、作者あおインコです！！


今回は番外編を２話に分けて、本編はちょっとお休みしました。楽しみにしてくれていた方々すみませんでした。次回からはちゃんと本編をやりますので、よろしくお願いします。


今回のこの番外編。黄瀬君の双子の妹シリーズの時でもあったような、わかりやすーい仕掛けを作っております。


このまま読んでいってストーリーが進むにつれて、「ああ、この番外編はここにつながるのか！！」と納得できるようになっていると思います。




さてさて、説明もここら辺で終わりにしましょう。

これからも作者や作品をよろしくお願いします。






では。







by作者あおインコ

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