９２話 ページ29
A「ん？」
国見「どした？」
A「あ、いや、伝言ってことはよ、お前凛と会ったのか？」
金田一「えっ！あ、…うん、まあ」
A「なんだよその間は」
金田一「い、いやなんでも…」
気まずそうに目線をそらす金田一。
少し顔が赤い気がする。
国見「…ま、いいや。もう時間も時間だから、帰る？」
金田一「だ、だな」
A「おー、見舞いありがとなー」
国見「うん」
金田一「じゃーな」
バタン…
ドアが閉まると同時に一気に気が抜けて、バフッとベッドに寝転がる。
A「…はぁ」
明日。朝…
了解とは言ったけどなぁ
正直、あんまり会いたくねぇな
何言われるかわかんねぇし、それもあるけど一番は
A「…(友達やめる、とか言われたらなぁ…)」
今までろくに友達いなかったから
そもそも親友とかもいなかった。
あ、一人いたかな…
まあいーや
つーか、国見のやつ私が起きるまでずっと動かないで居たのかよ…
すげぇな
あれ、でもあいつが好きなの凛なんじゃなかったか？
いいのか？私のとこなんか来て。
それに
A「…手、握ってたよな…」
…いいのか？
でも
なんで私嬉しかったんだろうな…
つか私が嬉しくていいのかよ…
A「あー、くそ」
枕で頭を覆い隠して、目の前が真っ暗になる。
このまま寝るか
その後数秒で眠りについた。
渡されたプリントの束に、明日提出の課題があったことを知らずに。
_______
____
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金田一「…な、なんかごめんな…？」
申し訳なさそうに国見の横を歩く金田一。
国見「…なにが？何を謝ってるわけ？別に謝られるようなことされてない」
金田一「だってお前、いかにも不機嫌だろ、今のだって超早口だったし…」
国見「知らない、俺こっちだから、じゃ」
金田一「あ、ちょ…！」
何かいいかけた金田一を無視し、スタスタと歩いていく。
金田一の言う通り、彼は不機嫌だ。
理由は…わからないが
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あおインコ(プロフ) - 嬶さん» ありがとうございます！この作品最後の更新が随分と前なので、コメントが頂けてすごく嬉しいです(^^) (2019年2月15日 21時) (
レス) id: 566ade62bb (このIDを非表示/違反報告)
嬶 - おもしろいし、国見ちゃんが好きです。 (2019年2月8日 11時) (レス) id: 99593e4c9e (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 飯を求めて三千里さん» あ、ありがとうございます…。そんな、笑わせるななんて、私には無理かも←これからもよろしくです！ (2015年12月29日 9時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
飯を求めて三千里 - 何これめっちゃおもしろいのだよ笑わせるな (2015年12月29日 8時) (レス) id: 4ecd63fe5b (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - フクネコさん» ありがとうございます！！すごい嬉しいです…。あ、涙が…いや塩が。 (2015年11月21日 20時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年4月20日 23時
