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『ごめん、どういうこと。何を断るの』





慎 「田中樹」





『慎太郎には関係ないよ』





今までだって慎太郎を忘れたくて彼氏つくって




慎太郎に彼女がてきた時だって、全然知らなかったし





今回だって勝手に勘違いして、苦しんで





彼女がいなかったって分かっても、決めたのに。





慎 「俺とにしろよ、文化祭」





『一緒に回る人いないからって、都合よく言わないで』





私が一方的に八つ当たりしてるだけだけど





きまづい空間に、電車が着く。





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無言で並ぶ電車。





こんなに腹立つのに





やっぱり一緒にいると好きを実感してしまう。





ほんとに心底、自分に嫌気がさす。





2人で窓の方を見て経つと、窓に反射する慎太郎と私。





なんでこんなにかっこいいの。




そんなことにすら腹が立つけど





不思議と、無言の世界が苦痛じゃなくて、





気を使わなくていい関係に安心すらしてる。

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作者名:でんでん。 | 作成日時:2021年1月31日 22時

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