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私たち、4人の空間を一言で表すなら『沈黙』
『え、何。この空気』
北 「いや急すぎない?」
きっと柚は、私が今まで自分の中で決めてたのを知ってるから。
樹 「俺、前世でめちゃくちゃ良い行いでもしたのかな。」
きっとこれは喜んでるんだよね?
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でも、ふと思うんだ。
私が樹くんにしてることは
慎太郎が私にしてる事と同じかなって。
慎太郎が私の好意を知らなくても、
私が、意地悪で思わせぶりなことをしてる訳じゃなくても。
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文化祭前は、カップルが増える。
私は相変わらず、樹くんの告白の返事をしてない。
もはや、樹くんからあの告白は取り消してって言われるんじゃないかな
って思うくらい。
きっと知れば知るほど、私への好意なんか薄れるだろうな〜って。
今日は柚の部活が早く終わるから、教室で待つ。
道ずれに、松村くんも一緒。
北 「ね、俺必要?」
『うん、1人で待つより話し相手欲しくて』
北 「樹にすればよかったじゃん」
『樹くんと2人きりは違うじゃん』
そう。こういう時は変に気を使わなくて済むから
松村くんがちょうどいい。
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作者名:でんでん。 | 作成日時:2021年1月31日 22時